「あほほのかぁっ！　どこいった！」
「副長、左之助さんが荒れてます」
「あー、穂乃香ちゃんが色々持ち出したからなぁ。近付くなよ総司」
「……何を持ち出したんですか」
「左之助の羽織に左之助の十番隊の旗。記念撮影に使うんだそうだが」
「……き、記念撮影？」
「これから見回りなんだぞコラァっ！　俺に裸で行けってかぁっ！旗なしで鎧
　着てうろちょろしてたらダタのコスプレ野郎だろうがーっ」
「荒れてますね」
「荒れてるな」
「俺はコスプレ野郎なんて呼ばれるのは嫌だぁっ」
「あれ論点がずれてきましたね」
「怒る場所が違うな」
「俺に羽織を着させてくれぇっ！　旗を振らせてくれぇっ」
「ほったらかしますか？」
「めんどくせぇし、そうすっか」
「あほほのかぁぁっ！！」

「ちょっと穂乃香、いいの持ち出しちゃって」
「いーのいーの、どうせいつもぶん回してるやつだし」
「ぶん回してるから持ち出していいってもんじゃないでしょ！」
「もー、お姉ちゃんケチくさいよ」
「ケチだから言ってるんじゃないわよ！　ああ、もう、そこひきずらないで
　あー、旗の先ささくれだってる！　穂乃香っ、もっと持ち上げなさいっ
　あああ、そうじゃないわよ！　こうよ、こう！」

ばたばたばた

「……なんかバカっぽいねお姉ちゃん」
「あんたに言われたくないわよ！」
「何怒ってるの？」
「あんたのせいでしょ！」


私も放っておくことにします（￣▽￣；）w

2005年12月25日