萌える!戦闘機図鑑 『紫電改』

本当に久しぶりに更新になりますが、仕事絵でいくつか公開可になったものから「萌える!戦闘機図鑑」で描かせていただいた紫電改です。
ブルーインパルスを創設した源田実氏が司令を務めた「第343海軍航空隊」にもこの紫電改が配備され、敗戦濃厚な日本において二代目の通称剣部隊は、最後まで奮戦したと言われています。
紫電改はともとは陸上基地で運用される飛行機でしたが、大和型航空母艦「信濃」には、この紫電改を配備する計画があったらしいですね。
土台が大和型の当時世界最大の空母「信濃」ならオーバーランはしなかったでしょう(笑)
完成した信濃の試験運転が東京湾で行われた時、紫電改で信濃に着艦を行ったテストパイロットが山本重久少佐だそうで、彼はのちの航空自衛隊戦闘機パイロットとなる人です。同期には重松康弘大尉がいます。
艦これでは、「紫電改二」として空母に艦載可能になってますね。
空母信濃自体は、出航して17時間で米潜水艦の雷撃で沈没とか、かなり不幸な空母になってしまいましたが・・・
艦これをはじめて、当時の海軍の歴史を調べ始めた人も多いはずですが、現在の人と彼らが敬遠しがちな大日本帝国の戦争の歴史との溝を埋めたこのゲームの功績は結構大きいような気もします。



2014年10月1日