◆ モデルバーン ◆
1877年(明治10)にクラーク博士の構想によって建てられた模範家畜房。
19世紀米国風のバルーンフレーム構造は建築史のうえでも貴重で、農学部
第二農場全体が、国の重要文化財に指定されている。
1912年(大正元年)に建てられた緑飼貯蔵庫は北海道初のサイロであると
されており、開拓期の酪農経営形態を現在に伝えるものとして、貴重な飼料
でもある。
モデルバーン(model barn:barn=畜舎)とは模範的畜舎という意味で、この
農場の構想を立てたクラーク博士が北海道農業の模範となるようにと願いを込めて
「モデルバーン」と記載したことから、そう呼ばれるようになったそうだ。
マサチューセッツ農業大学の畜舎に倣って明治10年に落成したこの「モデルバーン」
は、「第二農場」の中でも一番古く、かつ象徴的な建物なため、いつしかこの建物群
全体の通称になる。
1階が牛馬室、2階には乾草貯蔵室があり、延床面積が555平方メートルという
2階建ての大きな木造建築で、屋外壁のレール直上には、牛の頭を模した彫刻が取り
付けられている。
今の北大の事務部本部から地球環境科学研究科の建物敷地付近までの場所に明治時代
初期に建設されたものと、更にそれらが現在地に移設された明治43年に新たに追加
されて建てられたもの、大小様々な設備が10棟ほど並んでおり、昭和44年まで付属農場
として利用されていた。
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