夏北。旅行2003☆『山とオンコと海鳥と』編

 

このページ、前のページと、夏の北海道旅行記が花盛りですねぇ。(笑)
平行して自分のHPのリニューアル作業をやってたんで
ちと遅くなってしまいましたが、私の方も、ようやく7月に
行った時の旅行日記がまとまりました。
今回は、焼尻島・天売島という、
「北へ。DD」にもまず出て来そうにない(汗)スポットが中心です。
お時間のない方は以下の旅行記を(バレなし)、
忙しいけど、いつもの超長文(微バレあるかも)を読んでやってもいいよっていう
奇特なお方は、↓ここから写真付き旅行日記に行けますので、よろしくお願いいたします〜!
http://ta-chan7.hp.infoseek.co.jp/trip0371.html


【プロローグ】伊丹空港にて

いよいよ今年も夏北。旅行へ出発だ!
朝6時前に起きて、伊丹空港へ。飛行機は8:15発の予定。
まだ1時間近くあるが、さっさと手荷物検査を済まして中に入る。
で、おもむろに航空券を見ると・・・なに! 10:20発ですとー!
サーっ・・・(血の気が引く音)

搭乗口に置いてある時刻表を見ると、JAS621便は
7月18日から8:15発になるらしい。ちなみに今日は7月17日。(滝汗!)

今回の旅行は、直前まで日程が決まらなかったため、出発日を変えて
何種類も行程案を作ったのだが、それでわけわかんなくなったんだと思う。
にしても、今まで気が付かないとは、なんたる大ボケや〜!(>_<)

とにかく2時間も遅れたら、当然ながら予定は全面的に組み直しだ。
そもそもバスや汽車の本数が少ないだけに、今日中に層雲峡までたどりつけるのか?!
あわててノートPCを引っ張り出し、ネットでJRやバス会社の時刻表を検索しまくる。
いやー、インターネットって偉大だね!!

乗り継ぎ時間は非常にタイトだが、ギリギリ行けることが判明し、ほっと一息。
ついでに、ウェブチェックでもやっとくか。なんせ、出発まで2時間以上あるし。(爆)
それにしても、8時の予定が10時になっただけ、まだマシだな。
これがもし逆だったら、目も当てられないぞ。(^_^;)

【1日目】旭川空港〜層雲峡

なんだかんだで層雲峡には3時半過ぎに到着。さてどうするか。
レンタサイクル屋さんに行くと、大函まで車で送ってくれるとのこと。
すごい! 親切さんだー!
・・・って、延長4km近い、銀河トンネルを通って帰ってくるのか?!
雄さんの旅行日記によるとかなり大変そうらしいが。(汗)

もともと、明日バスで大函まで行って自転車を借りるつもりだったのだが、
大函ではまだ店開きしていないそうで(来週くらいからとのこと)、選択の余地はない。

大函、さらにちょっと戻って神削壁へ。夕方になると、Tシャツ1枚では肌寒い。
レンタサイクル屋で貸してもらった雨合羽を上着代わりに羽織って、いざ銀河トンネルへ!

さすがに平日だけあって、車の量は少な目。
騒音がうるさいのは閉口するが、ずーーっと下り坂なので、楽チン♪
(逆方向に自転車で行くのはすげぇツライだろうーなー)

それにしても、雨合羽着て、防塵用マスクつけて、ターミネーター型のサングラスかけた
にーちゃんがママチャリで疾走している姿は、あやしさ大爆発だな。(^_^;;;)

銀河・流星の滝まで戻り、双瀑台にあがってみる。
かなり急な階段だ。ゆっくり登ろう・・・ん?3分で着いたぞ!?
と思ったら、途中の踊り場だった。(汗)
でも、ここからでも双瀑には見える。
時間と体力がない人はここまででも十分じゃないかな?

結局、登り9分、上で3分休憩、下り8分で往復。(^^;)
こういうのって、一気に登んないとしんどいからなぁ。

さて、今日の泊まりは「桂月荘」という宿。
層雲峡グランドホテルの別館的な位置付けだが、
もともとは旧国鉄の保養所だったそうで、いわば公共の宿に近い。

ビジターセンターから徒歩15分くらい離れてるし、部屋にトイレもなく、
露天風呂もない(温泉はある)が、建物が古い割に、中はきれいに掃除されてる。
なによりも、このオンシーズンに一人旅でも泊めてくれて、
1泊2食、消費税・入湯税込みで料金が9千円弱というのはありがたい。(^o^)/
(一人旅でない場合は8千円弱)

ん? なんか右ひざにちと違和感が。双瀑台で頑張ったからかな?

【2日目】黒岳〜大雪湖〜上川

天気は晴れ。8時ちょうどのロープウェーに乗って黒岳を目指す。
ロープウェー、リフトを乗り継いで、7合目まで30分弱くらい。
入山届に記帳して、さぁ、黒岳登山だ!
ガイドブックには手軽に登れると書いてあったけど、これが結構しんどい!

登りやすくはなっているが、舗装された道があるわけではない。(当たり前だ)
長袖で登り始めたのだが、すぐに汗だくでTシャツ姿に。
結局、正味1時間で1984mの頂上へ到着!
http://ta-chan7.hp.infoseek.co.jp/kurodake07.jpg

ついでに黒岳石室まで行ってみる。
かなりのアップダウンを片道20分。あーしんど。
でも、こっちの景色の方が綺麗! まだ雪が残ってるし!

下りは、年配の団体客やら中学生の遠足やら多数いて大渋滞!
昼前に下界へ戻り、混む前に「登山軒」でチャーシューメンを。
入った時は空いてたが、すぐに満員状態。流行ってるね〜。

お腹も膨れたし、汗を流したいので「黒岳の湯」へ。
露天風呂があり、山々も見えるけど、
真正面にレンタサイクル屋が見えるのがなんだかなー。(笑)
双瀑台、黒岳登山と頑張りすぎたせいか、
右ひざが階段を昇り降りできないくらいに痛い。。
温泉に入ってすぐ直るわけではないが、温めたらマシになるかな?

さて。昨日、大函をクリアしたので、大雪湖まで行くことにする。
1日1往復だけ、層雲峡→滝見台→大函→大雪湖の路線バスがあるので
行ってみると・・・看板もなければレストハウスも何もない。(哀)
まぁダム用の人造湖だし、釣りでもしなきゃ用はない場所だな。

層雲峡に別れを告げ、上川駅へ。
旭川行きの便までは1時間半ほどあるので、
北の森ガーデンのアイスパビリオンへ。駅からは歩いても15分ほど。
ここに来たのは「人工ダイヤモンドダスト」が見れるから。
バチもん(笑)とは言え、一度見てみたかったんだよな〜。
http://ta-chan7.hp.infoseek.co.jp/d-dust.wmv

今日の泊りは羽幌。旭川から路線バスで行くが、留萌駅前で乗り換えが必要だ。
接続するバスは道路の反対側から出るので要注意!

【3日目】焼尻島〜天売島

朝8時の高速船で、まず焼尻島へ。
この船は波が荒れるとすげぇ船酔いするし、波が5mを超えると欠航するそうだが、
この日は快晴、波もほとんどなく、らっきー♪

45分ほどで島に到着。
ちなみに焼尻島はアイヌ語の「ヤンゲ・シリ(近い方の島)」を語源とするそうだ。
島に着いて早々、「島っ子食堂」で朝からウニ丼を注文。
2000円で、ウニがた〜っぷり。(o^v^o)

右ひざが曲げられない状態で自転車をこぐのはツラいため、原付を借りる。
割と平坦な島とは言え、結構、上りもある。足が痛くなくても、原付が正解!

島を反時計周りに半周し、鷹の巣園地を経由して、
中央を横断する「オンコ海道」を突っ切って、オンコ原生林へ。

オンコというのはイチイの木のことで、普通、高さ15mくらいになるのだが、
焼尻島は風が強く、上に伸びることができないので、
樹高1mで枝が横に10mとかいう、扁平な木になってしまう。
これが焼尻名物「オンコの荘」だ。
といっても、実際見てみると「こんなもんかぁ」っていう感じも。(^^;)

昼飯はまたしても「島っ子食堂」で、サフォーク羊のバーベキューを注文。
食堂はフェリー乗り場の両側にあるが、反対側の店は客が一人もおらず、
こっち側は満員。ガイドブックの影響なのか?

フェリーで15分、次は天売島。
天売島はアイヌ語の「テウレ・シリ」(右足の島)を語源とする島で、
海鳥のサンクチュアリと呼ばれている。

海側から海鳥を見るために、さっそく海底探勝船へ。
ガイド役がドレッドヘアの兄ちゃんだったのには引いたが、
しゃべり出すと、すごくいい人。(笑)

さて、今日のメインは「夜のウトウウォッチング」。
この時期、ウトウはひなにエサをやるために、日が暮れると一斉に帰ってくる。
そこにウミネコがエサを横盗りしようと待ち構えていて、バトルになるのだ。

来た! ウミネコに盗られないように、次々と猛スピードで巣穴に突っ込んでくる!
でもこの暗さだと、デジカメのシャッタースピードでは追いつかない。
こうなりゃ、ムービーで勝負!
http://ta-chan7.hp.infoseek.co.jp/teuri00.wmv

【最終日】天売島〜羽幌

離島の朝は寒い! まずは宿の近くにある「海の宇宙館」をのぞいてみる。
入場料300円で、「シーズン中は何度でも入場できます」と書いてあるが、
まぁ、今年中にもう一回、ここへ来ることはないだろう。(^_^;)

その後、港で原付を借りる。
焼尻島とは違い、天売島の道路は島の周囲にぐるっとあるだけだが、
この時期は一方通行規制がかかっていて、原付の場合、時計回りに島を回るしかない。

走り出してわかったけど、天売島は坂ばっかりというか、坂しかない!
こんなとこ自転車でまわるのは自爆行為だ。まだ歩いた方がマシだと思う。
できることなら原付を強くオススメする。(笑)

昨晩行った赤岩展望台、それから海鳥観察舎、観音岬展望台、愛鳥の碑公園などを
次々とまわって、わずか1時間半で島を一周。やっぱ、ちっちゃな島だな。(^^;)

とはいえ、港についたのはフェリー出発の10分前!
速攻で原付を返却し、あわてて船に乗り込む。

焼尻島を経由して羽幌へ戻る。
あとは札幌行きの特急バスに乗るだけだが、時間が1時間半ほどあるので、
みやげ物を買うついでに、「サンセットプラザはぼろ」へ。

ここは羽幌町の施設で、大型客船を模したかなり豪華な建物だ。
露天風呂や屋外プールまであり、「道の駅ほっとはぼろ」も併設している。

さらに、「はぼろバラ園」も併設しており、ちょうど満開!
ローズソフトクリームを食べながら、しばし休憩。
奥の方には「北海道海鳥センター」(入場無料)もあるが、
建物が立派な割に、展示スペースは小さいような気が・・・。(汗)

特急バスで札幌へ、そのまま快速エアポートに乗り継ぎ、新千歳空港へ。
待ち時間の間にラーメン道場へ行き、「あじさい」の塩ラーメンで、この旅行を締めっ♪

今回の旅行は、4日間とも天気に恵まれ、日焼けしてヒリヒリするくらいでした。
4日間とも雨と濃霧と暴風にたたられた昨夏のニセコ旅行とはえらい違い。(苦笑)

目的もほぼ達成できたし、3月の流氷旅行に続いて、とても充実した旅行でした。
いつもこうだといいんだけどなぁ。(笑)

でわでわ、最後までお付き合いいただき、ありがとうございましたー! m(_ _)m

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