■ 2003年 旅行日記 帯広編 1 ■ さあ、帯広だ。 駅を出てみてびっくり。へえー、結構大きな街なんだな……。 とりあえず、帯広駅を写しておく。 駅周辺、かなり綺麗だぞ。 しかし……これはいけるぞ、ナイタイ高原牧場、TEE PEE! 天気は晴れ! しかも時間もバッチリ! 取急ぎ、荷物を置いてこないといけない。 タクシーに乗り込み、帯広ワシントンホテルに向かってもらう。 ■ 帯広ワシントンホテル ■ 駅のすぐ傍にあるホテルで、周りへのアクセスもとてもやりやすい。 フリープランのツアーの場合、このホテルを指定される場合が多く、観光客も比較的ここ によく宿泊している。 中華料理やフレンチのお店もあります。 住所:帯広市西1条南12丁目8番地 電話:0155-23-5111 FAX:0155-23-5112 IN:14:00 OUT:10:00 シングル:5775〜7875 ツイン :4725〜7350 チェックインまでまだ時間があったので、荷物を預け、急いでバス乗り場へと向かう。 帯広バスターミナル6番・糠平温泉行き12:50発に無事乗り込む。 これで、上士幌バス停まで向かう。 寝て乗り過ごさないようにしないと……(^-^;) 結構時間がかかるな……もうかれこれ1時間以上バスに揺られている気がする…… メモをまとめたり、車窓から景色をのぞいていると、車内案内で上士幌の名前が出てくる。 あ、ここだ。 上士幌バス停で下車、時間を見ると、ちょうど2:00。 ひゃー、結構時間かかるもんだな。 ここからは、タクシーを呼んで、ナイタイ高原牧場へと向かう事に。 このバス停の近くには、米屋商店があり、この近くだというと、タクシーの運転手さんは 分かりやすい。 ちなみに、私が上士幌バス停で呼んだタクシーは、上士幌タクシー。 少し待っているとタクシー到着。 ナイタイ高原牧場まで行ってもらう。 どうやら、到着まで車で20分かかるらしい。 ……結構遠いな……(汗 タクシーの運転手さんと話をしていると、今日は日曜日だから、バスの便少ないよ、とい う話になる。 ……あ、そういやそういうのもアッタナ……(汗 調べてもらうと、清水谷15:55が最終らしい。 マジッスカ。 ふと外を見ると、山の一部が削られてできた、広大な牧場が見えてくる。 あれがそうか……早くいかないと……。 タクシーの運転手さんによれば、台風一過ですごく天気が良くなっているので、雄阿寒岳、 雌阿寒岳とも、牧場からすごく良く見えるかもしれない、との事。 ほほう。 と、外を見ると、うおあー、ナンデスカこの牛の数(汗 2:25着。4210円。 運転手さん、メーター止めて待っててくれるらしい。 イッテキマース。 ■ ナイタイ高原牧場 ■ 日本一広い牧場で、放牧されている牛ですら豆に見える。 総面積1700ha……東京ドーム358個ぶん、というアホらしくなるほどの広大さだ。 夏には一面緑のじゅうたんに、小さな白い豆のような牛がアクセントになっている。 「ナイタイ川」はアイヌ語で『ナイ・エタィエ・ペッ』といい、「奥の深い沢」という意 味がある。 ここでは、奥が深い高原……といった所だろうか? ここは、昭和47年に完成し、現在は上士幌町が運営している。 また、この高原は「育成牛預託専門牧場」でもあり、生後6ケ月以上の牛を預かって育て るという飼育もやっている。 夏には250頭ほどに分けられた11ほどの群れが高原に放されている。 所在地:北海道河東郡上士幌音更85-2 問い合わせ:01564-2-4025 レストハウス:7:00〜18:00営業(5月1日〜10月31日まで) 入場無料 外に出てみると……こりゃすごい……広さのケタが全然違う(パノラマ画像容量大)。 上士幌の街までとても綺麗に見える。 夢中になって写す中に、妙な立て看板が。 世界の各都市まで何kmとか……あるよなぁ、こういうの(^^;) レストハウスへ行こうとするも、正面扉は強風のために開かず、横の勝手口から入る事に(汗 カルビ丼と牛乳を頼んで、遅い食事。 レストハウスの中は、焼肉プレートが机にある、どこか焼肉屋さんのような感じ。 なかなかに明るい雰囲気でした。 しかしウマイなこの肉(*'ー') 牛乳もとても濃く、市販の牛乳とは全く違う味でした。 ……これが牛乳なのね……( ̄▽ ̄) 店員さんに聞いてみると、この牛乳は志村牧場という所でとれたものを低温殺菌したもの らしい。 ここでもう一つ、ソフトクリーム大を頼む。 ……うひゃー、でかいなコリャ(汗 ソフトを食べながら外へ。 ……風でソフトが飛びそうになる( ̄□ ̄)。 ソフトを食べながら時間を見ると、3:00近い。 そろそろ行かないとだめだな……。 タクシーに乗り込んで、次はTEE PEEへと向かってもらう。 事前に話しておいた事もあり、運転手さんもすぐに出発してくれる。 ナイタイ高原牧場は、全体で約3000頭の牛がいるらしい。 昔は馬もいたそうだが、放し飼いの必要性もなくなり、今では趣味で飼っている人が預け にくるくらいだという。 関東の牛もここに預けられており、なかなか人気の牧場らしい。 また、草を食べている夏場の牛の乳は、やはり草の香りがするらしい。 風味も、やはり時期によって変わってくるようだ。へえ〜……(*'-') また今回訪れたレストハウスは田園事業者が管理していたが、来年からは管理者が変わる らしく、2004年以降、レストハウスは少し変わるかもしれない、とのこと。 ……と話している間に、TEE PEEに到着。 運転手さん、ありがとうございましたー。 ■ TEE PEE ■ 電信柱の丸太を再利用したりして作られた手作りログハウス。 インディアンテントが目印で、約25種類のハーブティー(¥400〜)や、手作りパンのセ ット、ピザなども頂けます。 ハーブは全て無農薬栽培。一泊1000円・ハーブティーつきのライダーハウスも好評。 ライダーハウスは、7〜9月のみ利用可能。 住所:北海道上士幌町上士幌93 (JR帯広駅→十勝バス士幌・糠平行きで1時間30分。大雪国立公園前バス停下車。) 電話:01564-2-2626 以前、メールにてお話をしていたので、名前を言うと、マスターが出て来てくれた。 直に名前を呼ばれると、ちょっと気恥ずかしい(笑) 何だかハンドルネームを普通に自然に使ってくれるという所がありがたいというか なんというかちょっとハズカシイ(笑) 中には先にお客さんがいて、歓談中でした。……おじゃましまーす( ̄▽ ̄) 店内は、数々のハーブに埋め尽されており、ログハウスの中はとても暖かい雰囲気だ。 また、飲食のためのスペースも、暖かみのある木の香りが漂ってくるようだ。 マスターによると、ハーブは18年やっているそうだ。 奥さんの研究もあって、ここまでになったという。 ログハウスに使われているものは、以前実際に利用されていた電信柱を再利用したも ので、タールがついているので、できたばかりの頃は、晴れた日にタール臭がきつく て大変だったらしい。 また、8年電線がなかったとかで、上から吊るされたランプは全部使っていたそうだ。 さて、頼んだのは、マスターのオススメもあって、ルバーブジュース。 これは大黄という漢方の仲間らしく、スベリア産。カナダでは、パイにも使ったりするハ ーブらしい。 味はさっぱりしていて少し酸味のある、すっきりしたミックスジュース、といった感じ。 これと一緒に、奥さんが4年研究したミントをくれました。 これはミントに砂糖をまぶしたもので、シュガーリーフという。 ……お、これもなかなかいいな…… マスターのお話では、「北へ。White Communication」のSSを読んでいるらしい。 さすがは、ゲームに登場したお店。 ファンサイトのチェックは怠ってませんね。 マスターのお話も楽しく、時間はすぐに過ぎていく。そして、そろそろ帰る時間。 マスターに、TEE PEEが載った、ゲーム関連記事の新聞のコピーを頂いて、お店を後にす る。楽しい時間でしたー( ̄▽ ̄)/ バスは15:57発。 乗り遅れる事なく、無事に乗り込んで、帯広へ。 …………………………………………ぐおー…………………………………………( ̄□ ̄) Σ( ̄□ ̄;) ネテシマイマシタ。 そして、無事に帯広へと到着。 ワシントンホテルへと向かい、チェックイン。 夕方でまだ日が明るかったので、タクシーに乗って、ハナックへと向かってもらう事に。 このタクシーの運転手さんが面白い人だった。 すごいよく喋る人で退屈しない。 この人は、豚丼は「ぱんちょう」より、「新橋」の方が好きらしい。 「ぱんちょう」は甘過ぎる。新橋の黒いタレが、なかなかコクがあって美味しい、との事。 この人、結構多趣味で、ジープに5台乗ってるとか、狩りをやっててライフルを撃ってる、 ライフルは6kmくらい飛ぶよ、とか、鹿は夏場は草を食べてて肉が青臭いので、冬場に狩 るのがいい、とか、人里に降りてくるものは、人間の物を食べてて肉に脂がのってるとか、 色々と話してくれました。 十勝川温泉の方も少しだけ行く傍ら通り過ぎたが、この温泉はモール温泉というらしい。 山木が溶岩に埋もれて、それが岩石に隙間を作って地下水が流れ込み、それに様々な成分 が流れ込んで、温泉として沸き出しているものを言うのだそうだ。 この番茶のような色のぬるぬるした成分が肌によく、美人の湯、として人気があるらしい。 しかも、この温泉は世界に二カ所しかなく、そのひとつが、この帯広にあるのだ。 へえ〜……(*'-') とか言ってると、この人、どうやら徳島に祖先がいるらしい。 ……とか言ったかと思ったら、スペインは赤土が凄い色をしているとか、アメリカやアジ ア、ヨーロッパは行きまくってるよとか、何もんだこの人(^-^;) さて、そんなこんなでハナックへ。 ■ 十勝川公園ハナック ■ 広い公園の中に歩道が整備されており、その終着点に、巨大な花時計がある。 この花時計、ギネスにも登録された事のあるもので、なんというか…… 秒針でけぇっΣ(゜□゜;) 近くで見ると、また凄い大きさに感じるな。 ちなみに、大きさが全体で18m、秒針だけで10mあるらしい。 なんか帯広って、常識外れに大きかったり長かったりするの好きだよなぁ(^^;) 日も暮れかかって、大変空が綺麗だ……。 ちなみに、この十勝川温泉には、白鳥大橋というものもある。 十勝川にかかるこの橋は幕別町と十勝川温泉を結ぶ、正式名称『十勝中央大橋』。 12〜4月に大量の白鳥が飛来して大変な事になってるので(笑)、白鳥大橋という名前が ついたらしい。 なんだかタクシーの運転手さんとの話に花が咲いてしまい、ホテルまでという話だったの に、いつの間にやら駅まで……。 運転手さん、無料サービスでホテルまで走らせてくれました(笑) 運転手さんと別れ、夕暮れ時の帯広市内へとくり出してみる。 ……ぱんちょう、すげえなオイ…… ■ 豚丼のぱんちょう ■ 豚丼を有名にした、老舗のお店。創業は昭和8年(1933年)。 しょうゆだれに厚く切った豚肉がからんで絶品です。 食事時には、大量の行列ができるため、待つ根気のある人専用(爆 住所:帯広市西1南11-19 電話:0155-22-1974 月曜・第一、第三火曜日定休(祝日の場合、翌日休み) 営業時間:11:00〜19:00 ぱんちょうで食べようと思ってたけれど……6時か……ダメだなこりゃ。 新橋までいってみよっと。 そしててくてくてくてくと歩き出す。 市街を歩いていると、柳月の支店を発見。 支店かぁ。まあいいや、ここでお土産送っておこう。 ■ 柳月 ■ 安くて美味しい、お菓子の専門店。 ここで売られている三方六は、菓子コンクールで金賞を受賞したお菓子。 バウムクーヘンを幹にみなし、周りの白樺の皮部分をマーブルチョコでかたどったこの お菓子、甘さもさっぱりしてて、美味しいですよ。 帯広市内から北に少し離れた場所にある『柳月スィートピアガーデン』には、ガーデン ロールや、ガーデンクレープなどのスィートが盛り沢山。こちらもよろしければぜひ。 ★柳月大通本店 住所:帯広市大通南8-15 電話:0155-23-2101 営業時間:9:00〜20:00 無休 ★柳月スィートピアガーデン 住所:音更町下音更北9線西18-2 電話:0155-32-3366 営業時間:9:00〜18:00 無休 駐車場あり。 なんか、可愛いなここの店員さん…… 対応もよく、気持ちよく買い物ができました。 三方六、大納言などを買い込んで、それを送ってもらう事にした。 ちょっと本店の方もいってみよ。 その途中で六花亭を見つける。 ■ 六花亭本店 ■ バターサンドで有名ですが、ここはサクサクパイもお薦め。 なんと賞味期限3時間というなかなか手強いお菓子です(笑) また、モカホワイトチョコをパイで包んだサクサクカプチーノ霜だたみ、というお菓子 も人気があるですよ。 住所:帯広市西2南9 電話:0155-24-6666 営業時間:9:00〜20:00(2階喫茶店は10:30〜18:30) 駐車場あり 柳月本店に着くも、もうすでにお土産を支店で買ってたりするので、お写真を写して その場を後に……。 地図を確認しながら、帯広駅から北へ北へ……。ふう、結構歩くな……。 と、ふと道路の端に、あるお店を見つけた。 ■ グランベリー本店 ■ やはりこのお菓子屋さんで有名なのが、驚く程大きなスゥィートポテト。 新鮮なバターや卵を加えて焼き上げたものはこの店一番の人気商品。 体によい素材を使った、「自然を生かしたお菓子作り」をテーマに、美味しいお菓子を 提供してくれる。 また、モンブラン、ショートケーキもなかなか人気。 住所:帯広市西2南6-25 電話:9:00〜21:00 無休 駐車場あり ここは喫茶店もあるので、中に座って待っているものの、誰も出てこない。 ………………あれ( ̄▽ ̄;) 店員さんに聞いてみると、どうやらもう閉店らしい。 慌ててスゥィートポテトを見にカウンターへ。ここでは、カウンターにスゥィートポテ トが冷蔵されている。 少し大きめのものを包んでもらい、送ってもらうことに。 え、送料で1000円以上かかるの!? うーむ、結構な料金だ。 ポテト自体は100グラム150円で、だいたい600円くらい。 ……送料の方が高いのはナゼダーーーー( ̄□ ̄)! ふー(´-` ) お腹空いたのう…… 早く新橋をみつけよう。 店員さんに、新橋の場所を聞くと、もうすぐの所にあるらしい。 グランベリーの前の十字路をずっと北に行くとある。 ここは夜は少々暗いので注意してください。 てくてくと歩くと……見えてきました、明るいネオンが……( ̄▽ ̄;) ■ 味処新橋 ■ コクのある黒いタレは、このお店が本家。丁寧に筋を切った肉は柔らかく美味しいです。 この豚丼、店によって独自にタレがブレンドされており、各店ごとに味が違う。 このお店は、店長さんのキャラクターも有名。なかなか楽しいおじさんで、店員さんの 愛想もよく、安心して食べに行ける。 お薦めは、スペシャル。これを頼んだ時に訪ねれば、隠しメニューの豚汁を出してくれる。 品切れの時は御容赦を。 また、この新橋の前には、とんかつ屋があったらしい。しかし、残ったのは豚丼屋。 やはり帯広といえば豚丼さあ、というのは、タクシーの運転手さんの言。 新橋の雰囲気は、昔から、こんな感じなのだそうです(^^;) 住所:帯広市西2南4-6-2 電話:0155-23-4779 営業時間:11:00〜22:00 駐車場あり 中に入ると、とても威勢のいい声が聞こえてきた。 初老の店員さんが対応してくれる。 お薦めがスペシャルだというので頼むと『スペシャルの人は、こっちの広い机で……』 とか広いとこを勧めてくれました(笑) またここでは、豚を盛る前に、ごはんの量を確認させてくれる。 おわ 多! 私は大食いではなかったので、少しだけ遠慮して少なくしてもらった。 お水がどかんと置かれ、店の奥からは、お客さんが入ってくる度に元気な声が響く。 店は小さいけど、なんかいいですな、こういうお店。 調理場が見えるので見てみると、大きな炎が上がり、美味しそうな香りが……。 お、あのかけてる黒いのが、タレなのかな……黒いなシカシ(笑 豚丼が運ばれてくる。コリャうまそうだ! 甘辛いタレが肉と脂身に染み込んで美味しい。気がついたら半分以上食べていた(笑 豚汁も美味しくて、あっというまにペロリ。 お会計では『ハイ、3600万円おつりー(*´Д`)』 お約束ですな(笑) こっちも一万円だして『一億でいいすかー』とか言いたかったのう(ぉ 大きな声で送られて外へ。 いやぁ、美味しかった。 帰り道でタクシーを拾ってホテルへ。 ホテル備え付けのズボンプレス機にズボンを挟んで、メモを書いて、カメラと携帯を 充電器につなぎ、晴れてよかったと思いながら就寝。 おやすみなさーい……Zzzzzz( ̄▽ ̄) |