観光バスから見えたグリュック王国……の跡地

■ 2003年 旅行日記 帯広編2 ■

5:30分起床。

なかなか気持ちよく目覚める。

6:00になり、朝食前にいったん外に出て、公園まで散歩する事にした。
目指すは緑が丘公園なんだが……歩くとこれが結構遠い(^^;)

てくてくてくてくてくてく……

まだかぁーーっ!(A ̄□ ̄;)

■ 緑が丘公園 ■

帯広市民の憩いの場として親しまれている公園で、帯広市野草園、おびひろ動物園、北海
道立帯広美術館などが一体となっている。
またここには、400mベンチという大きなベンチもあり、一時期ギネスブックにも登録さ
れていた。

住所:帯広市緑が丘2
問い合わせ:0155-21-3172(帯広市みどりと花のセンター)


さて、まずはアレをさがそう。400mベンチってどこだ……?
見つからないな……むう、どこだ……


まあ、いいか。ふー、ちょっと休憩休憩よっこらしょ……アレ、なんだこの板。

(。。)

(・・ )

(' -' )

Σ(゜□゜;)

これですか!!

自分が休憩してたベンチがそうでした(汗
大きな草原のような広場の端っこに、ながーーーーーーーーい板が続いている。
…………あー、これだわ、まちがいない( ̄▽ ̄;)
しかし、ムダに長いな……たぶん、広場のどこにいても座れるようにしてあるんだろうけ
ど、向こうが見えないぞ……(笑)
綺麗に苅られた芝生で、陸上かなにかのスポーツをしている人が、早朝のトレーニングな
のか、走り込みをしている。
気持ちよさそうだなぁ……。

木々に囲まれた道を散策をしていくと、池に沿って道が続いている。
ひとやすみの径」か……いってみるか。
……しかしこの池、カモが多いな……
大軍でいるぞ( ̄▽ ̄;)
わらわらと寄ってくるカモを見ながら、まずは百年記念館へと向かってみる。

■ 帯広百年記念館 ■

帯広・十勝の自然や風土、歴史に関する資料を展示している記念館
1883年に始まった十勝開拓の歴史、先住民の生活を紹介している。
第一展示室は自然を、第二展示室では十勝平野の成り立ちを紹介。
252種類の豆の標本などもある。

住所:帯広市緑が丘2
問い合わせ:0155-24-5352
開館:9:30〜16:30


さすがにまだ閉館中。
散策を続けることにした。

歩いていると、百年記念塔が見えてきた。
百歳の鐘」と名前が付けられたその鐘は、いつか鳴らされる事はあるのかな。

このあたりで道が分からなくなり、地図で確認。
動物園あたりまで行きたいのだが、さっぱり道が分からない……あ、ここを南ね。

うろうろと歩きながら、北海道立帯広美術館、青少年会館を写していく。

心地よい林を抜けていくと、動物園を発見。

■ おびひろ動物園 ■

北方圏内の動物を飼育しているのがこの動物園で、ゴマフアザラシもここで飼われてい
るようだ。
園内には、植村直己記念館「氷雪の家」も併設されている。

住所:帯広市緑が丘2
開園:9:00〜16:30(10〜11月は9:30〜16:00)
4月29〜11月3日開園。
¥:450円


やはりまだ閉まってるなぁ……写真だけ撮っていくか。

ここから北へ戻る途中、原生林の入り口を発見。
ここからは、昔ながらの森を散策できるようになっているらしい。
ここも、やっぱり閉まってますね……( ̄▽ ̄;)

公園の池に戻り、そこから入り口へ向かう間に、
エゾリスをハケン!
可愛いなぁ……でもこいつ

 ('□'; Ξ ;'□')

餌を埋めてはどこに埋めたか忘れてるぞ……バカだ( ̄▽ ̄;)(笑

さて、時刻は8:00。

ホテルをチェックアウトし、帯広駅へと急ぐ。
JR駅案内所でバス券売り場を聞き、クーポン券をチケットに代えてもらう。
ロッカーに荷物を預け、急いでバスターミナルへ。
時刻は8:10……ふう( ̄▽ ̄;)

さて、今日はバス観光だ。

8:30にバスが出発。

ガイドさんの声を聞きながら、まずはくつろぐ。

今年は結構寒い日が続き、大雪山の紅葉はもう始まっているらしい。
さらに、
帯広の木は白樺、帯広の花はクロユリ、帯広の鳥はひばり、だそうです。
帯広は、大通りを境に、東西に「条」、市内は石狩川を境に南北に「丁目」となって
いるらしい。
へえ〜。
また帯広は、ビート、じゃがいも、小麦の産地で、豆の帯広、と言われるくらいに豆
の生産量が多い。

十勝川を越えて、サケの捕獲場の千代田堰堤を越えていく。
この捕獲場では、アミでごっそりとサケを捕獲するらしい。

と、ガイドさんの話を聞きながら、最初の観光地、池田ワイン場へと到着。

■ 池田ワイン場 ■

正式名称、『池田町ブドウ・ブドウ酒研究所』。
六億三千八百万円をかけて建築され、三十種類あるという十勝ワインの全てをここで
生産している。
2004年3月に建物内は一新され、瓶詰め作業の行程、地下貯蔵庫も見学できるように
なった。
1Fが瓶詰め作業所、2Fが事務所、3Fがレストランになっている。
ワインの試飲も楽しめて、町営レストラン十勝では、ステーキやシチューをワインと
共に味わえる。
牛一頭セット6500円。フランス料理並みでちょっとお高い、かな?

住所:帯広市池田町清見83-3
電話:01557-2-2467
開館:9:00〜17:00
レストランは11:00〜20:00ラストオーダー
※火曜定休(7〜9月は11:00〜15:00ラストオーダー)
入館無料。


うわー、本当にお城だな……。
しかし、
なんで観覧車があるんだろう(^^;)
お店と思しき建物のすぐ近くに、でーんと観覧車が……すごい迫力だな。
おそらくこれに乗れば、ワイン白と畑、池田町を一望できるんだろうな……。
でも、やってないなぁ……。

ワイン白の外観を写して、
中を見学
地下の樽などを見学、3Fのベランダから外を覗くと……うお、
あれ全部ぶどう畑か
試飲場で
朝っぱらから白ワインを試飲……ウマイ……
うぃー(´¬`)
……しかし、お腹空いたな……あ、そういや朝ご飯食べて無いや。
お酒飲んで、空腹感が一気に……(^^;)
展望室や屋上で寛ぎ、バスに戻ると……あれ、私が最後?

9:45、無事にバスは出発。

フンベの山を越えたあたりでガイドさんが地名の説明。
オシャマンベとは、ヒラメのいる所。
チトセは、むかしシコツと呼ばれていたが、死骨と読めて不吉という事から、チトセ
と改められた。
名残りとして残っているのが、支笏湖だ。
北海道におおい『ベツ』だが、これは昔『ペツ』と呼ばれており、『大きな川』とい
う意味がある。


暖かくなってきてウトウトしながら、真鍋庭園に10:20に到着。

■ 真鍋庭園 ■

1931年(昭和6年)に開園。北欧風のニコファーガーデンと日本庭園を同じ敷地内で
楽しめる、
日本でも珍しい庭園
園内は100ヘクタールで、日本一の規模。
ニコファーとは針葉樹のことで、白いブルースブルースという木がメインになる。
苗木や観葉植物を販売する温室もあり、お気に入りがあれば買っていくのもいい。

住所:帯広市稲田町2-6
電話:0155-48-2120
期間中無休(4月下旬〜11月・8:00〜17:00)


少しウトウトしていたので、よろよろとバスを降りると、そこは一面の緑。
綺麗に手入れされた庭園が、どこまでも続いていた。
おー、こりゃ凄いな。
日本庭園があったかと思えば、西洋の庭園が続いていく。
ふかふかの芝生を歩きながら、あーいいなあ、などと呟いて、またぶらぶらする。

と、時間は30分しかないので、適当にショートカットして急いでバスへ。
バスの中は、天然サウナのごとく熱くなってました……
うぎゃー……

蒸し( ̄■ ̄)風呂 ジュー



バスは、次の観光地へ。
ガイドさんの話によると、
十勝平野は、四国の徳島と愛媛を合わせたくらいあるらしい。
へえ、相当に広いな。
また、馬鈴薯というのは、昔馬の首に魔よけの鈴をつけていた所からきているらしい。
じゃがいも自体は、ビタミンB、Cが豊富で、アメリカでは大地のリンゴと呼ばれているら
しい。ポテチ100gでじゃがいも4個分。むう、食事1食分だな……。

とかいうのをヘエーと聞いていて、愛国駅を撮り損ねる。シマッター(汗
唸っている間に、バスは狭い道路へと入り込む。
人が多いなぁと思ってたら、あ、ここがあの駅なのか……。

■ 幸福駅鉄道公園 ■

1969年(昭和44年)にブームとなったのが、この幸福駅
『愛の国から幸福へ』をキャッチフレーズに、廃線となった後も、木造駅舎やプラットフ
ォームも残されている。
売店では、幸福行きのキップを売っている。
ここは昔、幸震(コウシン・サツナイ)と呼ばれた町だった。
そこに、福岡からの移民が移住してきて、幸震で福岡の人がいる、ということで、
幸と福をかけて幸福町となったのだ。
ちなみに、サツ・ナイはアイヌ語で「乾いた川」の意味。
ナイは、古語で地震を現す事からサツナイ=幸震、と呼ばれていた。

住所:帯広市幸福町東1線
電話:0155-22-8600(帯広観光コンベンション)


凄い観光客……やっぱり、幸福にアヤカリタイ人、めちゃくちゃいるんだな……。
駅舎に入ってみると、
ぬわ……Σ( ̄□ ̄;)
なんちゅう数の定期、名刺、写真、プリクラー……
もう、圧倒されます。
昔は、ここで人が電車を待っていたんだろうな……待っていたんだろうけど……
想像できんぞ……(汗
駅舎を抜けると、
電車がそのまま線路上に置かれているのだが、吹きっさらしで放置
されているからか、中はサビが……まあ、情緒があってイイカ(汗
外では、幸福の鐘を鳴らす人が……ここで結婚式を挙げる人がいるらしいな。
人が多いため、幸福行きチケットを買うだけでバスへ。
いやー、この小さな駅に、ここまで人が来るとはなぁ……スゴカッタ。

バスは、次の目的地を目指す。
しかし、ガイドさん、おばちゃんのためか疲れてきて、途中で話すのをやめるようになっ
てきた……おーーい、起きてるかーー( ̄▽ ̄;;)

いったん帯広へと帰り、そこをスルー、次の目的地へ。
ゆらりゆられて田んぼ道。
ついた場所は、ここもまた大きな庭園だった。

■ 紫竹ガーデン遊華 ■

規模はなんと1万8000坪。
「北海道をフラワーアイランドに」という信念のもと、紫竹昭代さんの願いとともに生ま
れた
花の庭園
約2000種類という膨大な数の花が植えられており、ローズヒル、フラワーガーデンなど
花の種類、植え方などで、22のゾーンがある。
毎年少しずつデザインを変えており、開園期間であれば、いつでも何かしらの花々を鑑賞
できる。

住所:帯広市美栄町西4-107
電話:0155-60-2377
開園時間:8:00〜18:00(4月下旬〜10月下旬)
入場料:500(一律)
駐車場:50台


9月という事で、ちょっと中途半端な時期なため、花も満開と言う訳ではなかったが、そ
れでもなかなかの庭園を満喫。
ぶらぶらしていると、小さな花々が咲いていた。おー、綺麗だな……。
後で調べてみると、これは『
タリクトラム ヘッツィーダブル』というらしい。
時間になり、レストラン・フラワーハーツで昼食。
花かご弁当¥1000。
オープンテラスでは、本場シアトルから仕入れたエスプレッソがまた格別(´¬`)

どやどやと現れたおばちゃんの集団をみかけてついていくと、先頭で一生懸命説明する一
人のおばちゃんの姿が……。
私の、とか、作りました、って言葉が連発されてるな。
あれ、もしかしたら、
あの人がオーナーの紫竹昭代さんかな
NHKで花を使ったレシピを紹介したらしく、これはガムみたいに噛めます、とか、ここの
ブルーベリー、どうぞ食べてください、などと勧めている。
……あっという間になくなるブルーベリー。もうないですかね私の分は( ̄▽ ̄;)

バラのソフトクリームが売っていたので、気になった「トゲつき」というのを頼む。
……あー、
確かにトゲつきだわ(^^;)

時間が差し迫ってきたので、そろそろバスへ。
2:00に、バスは次の目的地、花畑牧場へ。

という所で、続きます(
*'-')/


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