~放し飼いの乳牛~
■ 釧路・湿原観光 二日目1 ■
時刻は朝6時。
あら、5時に目覚まし合わせてあったのに、寝過ごしたか。
……まあ、昨日1日はかなり激しかったからなぁ。
1時間の寝坊くらい、許してやろう(笑)
ひとつ大あくびをして、外を見る。
うむ、今日もなかなか良い天気ですな( ’▽’)
今日は、釧路をバス観光をする予定だが、ちと時間があったので、
釧路市内をぶらぶらち歩いてみることにした。
歩くとこれが結構広い釧路市内。
今日の観光のはじめは、港文館だ。
しかし徒歩だと1kmはあるので、市内をゆっくりと行く事にした。
この時間では、さすがにどこのお店も開いていない。
某ゲームで見た釧路のイメージとは、だいぶ違うな、とふと思う。
まあ、あのバイク旅行ゲームでは、釧路市内は駅前を一部だけ
写した写真しかなかったし、あれで街の雰囲気を理解しろと
いうのがそもそも無理な話なわけだけど(^^;)
市内は、街の中心に大きな道路がどかんと通っており、駅前から
幣舞橋まで綺麗に整備されている。
これといって特筆するお店が今回は見つける事ができなかったが、
街はなかなか良い雰囲気なので、これからまた良いお店がでてくる
かもしれない。
……などとぼんやり考えながら幣舞橋をこえて進んでいくと……
見えてきました。
■ 港文館 ■
この建物は、釧路新聞社の建物を復元したものだ。
レンガ造りの小さな建物で、この2階には、ここに勤めていた石川啄木
が書いたと言われる記事や、当時の釧路の様子も展示されている。
赤レンガの綺麗な建物だが、これが意外と小さい。
啄木の銅像も、ぽつんと近くに建てられているだけだ。
新聞社の建物というから、そこそこ大きいのかと思ったらそうでもなく、
小さな公園の中に、静かに建てられている。
開いていないか……まあ、6時半なら当然か(^^;)
この小さな港文館を通り過ぎ、近くのぬさまい公園で少しネコと戯れて
ホテルへ。
朝ご飯前の良い運動になりました(笑)
7時に朝食をホテルでゆっくりととり、8時にホテルをチェックアウト。
その足で、すぐにバス停まで向かい「くしろ一周号」のチケットを購入。
これは当日でなければ買えない。
しかも、乗車30分前からしか(爆汗
行かれる方、覚えておきましょう(^^;)
私が乗るものは、8:25発。
なので、8:05頃、即効で並んでチケットをゲッツ(  ̄∀ ̄)σσ
乗車券と一緒に、整理番号ももらえます。
これがないと受付でやっかいな事になるので、大切に保管しておきましょう。
なお、丹頂鶴自然公園と釧路湿原は別料金になるようだったと思う
のですが、……あれ、お金って払わないで出てきたぞ?( ̄▽ ̄;)
さて、時刻は8時20分。
バスが到着し、重いながらも荷物を持って、最終観光が始まります。
乗車券、整理番号をを渡す。
バスガイドさんがにこやかに挨拶、元気にバスが出発~(笑)
○ くしろ湿原一周号 ○
午前:4/27~7/19・8/21~10/31運転
午後:9/20まで運転
要予約(釧路駅前バスステーション当日売り)
所要時間:4時間半
料金:2870円
遊覧順序:午前:釧路駅発(8:25)→細岡展望台→コッタロ展望台→釧路湿原展望台
→丹頂鶴自然公園→釧路空港着(12:10)→MOO着→釧路駅着(12:55)
遊覧順序:午後:釧路駅発(14:00)→釧路空港発(14:40)→丹頂鶴自然公園
→釧路湿原展望台→コッタロ展望台→細岡展望台→MOO着→釧路駅着(18:30)
このバスは、釧路湿原をほぼ一周する形で巡ってくるもののようだ。
そして、細岡展望台が最初の観光地だが、ここまでは時間にして
約30分ほどかかるらしい。
この間、バスガイドさんが湿原について色々と話をしてくれる。
この釧路湿原には、ヤチハンノキが大量に自生している。
ちなみに《ヤチ》とはアイヌ語で湿原を表すものらしい。
そして、この木々が生い茂っている所は乾燥化が進んでいる場所で、
これは前述したように、行政が意図的に行った所もある。
ふとバスから外を見てみると、確かに木々が多い。
湿原の中だというのに、結構茂っている。
泥炭地というのは、スポンジのようになっており、大雨でも、その
大量の雨を吸い込んで、町中への水害を食い止めている。
なので、町への被害は少ないものなのだが、そのかわり湿原地域は
大量の水で《すごいこと》になっているらしい(笑)
……などと話しているうちに、時刻は9時。
最初のバス観光地、細岡展望台に到着~。
■ ふたたび細岡展望台 ■
ビジターセンターに近付いたあたりで、他のツアーの方々が騒ぎはじめる。
何ごとかとセンターの方を見ると、おお、キタキツネ!
写真におさめ……うあ失敗……しっぽだけ写ってるよ……(汗)
「はい、虫よけをしっかりしておいてくださいねー」
バスガイドさんが、虫よけを渡してくれた。
私は昨日、体中虫よけ液まみれだったためによく分からなかったのだが、
いやーー、虫よけを受かり忘れて行った細岡展望台は、凄い虫の攻撃が
待っていました(^^;)
《アート展望台》のあたりは、やはり凄い蚊の数。
やはり、ここは虫よけ必須だ……。
しかし、細岡の大展望は、やはり凄い眺めでした。
いい位置にあるなぁ、この展望台( ̄▽ ̄)
ここでとってもらえた時間は30分。
長いようで短い時間でしたが、この展望台であれば、これで十分かな?
9:30、釧路市湿原展望台を出発、次の目的地へと向かいます。
途中、ヤチボウズができており、それを写しておく。
……が、大失敗(;Д⊂)
ヤチボウズは、スゲなどの植物が土壌の水分が凍結する事で面積が
増え隆起するのと一緒に持ち上がり、それを毎年くり返す事で、
坊主頭のようにこんもりと盛り上がってくる。
自然とは、面白いもんです。
と、バスガイドさんが言う方向に目を向けると、なんと丹頂鶴が。
釧路では冬に丹頂鶴餌付けをしちえる民家がいくつか存在し、
毎年冬になると、その方々の所に鶴が飛んできて、春まで居着く
らしい。
こういった餌付けされた鶴の飛んでくる所の電線には、感電防止
のために、黄色い覆いがしてあったりする。
バスは、途中から見覚えのある風景の中へと進んでいく。
あ、昨日、コッタロ湿原に行く時に通った砂利道だ……(汗
がたがたがたがたがたがたがた((((;゜□゜))))
いやー、やはりこの砂利道は凄い。
でも、さすがはバス。
……凄い楽だよやっぱり(´Д⊂)
■ コッタロ湿原展望台 ■
時間は10:00。
再びやってきました。
今回は、昨日と違って『心の準備』ができているので、そんなに
恐くないぞー(笑)
勢い勇んで登っていくと、後ろでバスに乗り合わせたお客さんが、
『うぁぁぁぁ~~~~(;´Д⊂)』
とかため息を付きながら、一生懸命登ってくる。
うーむ、ここはお年寄りには辛すぎるかもしれない(汗
みんなで一生懸命登ります。
そして、湿原の姿を見て、再びため息。
いやー、やはりここは凄い。
バスガイドさんとお話する機会があって、昨日は第三展望台に登る
事ができなかった事を話す。
すると、あんな場所まで行ったのか、と驚かれる。
あ、皆さんやっぱり行きませんか、そうでつか(;´Д⊂)
さあ、時間ですよー、というガイドさんの声で皆さんまた、
『うぁぁぁぁ~~~~(;´Д⊂)』
とか言いながら降りていく。
ヤッパリキツイヨ、コノサカ。
時間は10:15。
って、たった15分でつか。
さて、皆さんが無事に乗り込むと、次は一路釧路市湿原展望台へ。
ここは行くのは初めて。
楽しみでございます。
途中、コッタロ展望台の話題になり、私が第三まで行って見つか
らなかった事がネタにされた。
あああ、はずかちぃ(汗
で、途中で、『ここらへんが』第三、というのを教えてもらう。
……ワカンネェヨ、コンナトコ( ̄▽ ̄;)
途中、針路の右側に道産子馬牧場が見えてきた。
ここは観光目的で宿泊をかねて色々と見せてもらえるらしい。
また乗体験もできるので、訪ねてみるのもいいかもしれない。
■ 鶴居どさんこ牧場 ■
場所:阿寒郡鶴居村久著呂71-1
センターハウス……1泊2日 5500円(会員3500円)
チェックイン……15:00
チェックアウト……10:00
火曜日定休
トレッキング……半日8000円 1日15000円
詳しい事は、http://city.hokkai.or.jp/~tdf/ へどうぞ。
バスは国道を南下しながら次の目的地へとどんどん走る。
途中バスが鶴裡川へとさしかかる。
ここの橋の近くに、丹頂鶴がよく飛んでくるらしい。
と、バスガイドさんが指差したそこに、なんとエゾシカがいた。
観光客が、我先にとカメラを取り出す。
少し遠かったものの、子連れの鹿をしっかりとカメラに納める事
ができた。
少し走ると、今度は子連れの丹頂鶴を発見。
いや~、さすがは釧路。
動物が多い( ̄▽ ̄)
と、動物を写真に納めながら、次の目的地にバスは到着する。
■ 釧路市湿原展望台 ■
この展望台は、色々な観光地のコースに設定されており、駐車場
もなかなか広い。
展望台の外観は、北海道の湿原にできる《ヤチボウズ》に似せて
造られているため、他の展望台と違って個性的だ。
お土産物やさんや喫茶店もあります。
会館時間……8:30~18:00
……9:00~17:00(11~4月)
無休
入館料……360円
この展望台からは、とても長い遊歩道がある。
まずはこの展望台の周りにあるのが、《釧路市湿原展望台・遊歩道》だ。
こもれび広場や、ひだまり広場という所も歩道の途中にあり、ゆっくりと
巡っていける。
この遊歩道が、1週約1キロ。
また、この遊歩道を途中から北へと向かうとあるのが《温根内遊歩道》。
ここはひと回りすると約3キロあります。
まあ、遊歩道自体は、1時間以上余裕が無いと巡れませんね(^^;)
さて、展望台の中は、ちょっとした展示室になっていた。
パネルたジオラマで、湿原にいる生き物達や植物を見、学習できます。
……ちょっと狭いですが(汗
また、幻の魚、イトウも飼われていたりします。
ここで親しくなった、定年を迎えたご夫婦とお話をしながら見学する。
二人の息子さんの一人がゼネコンで働いており、知床近辺でダムを作って
いるそうで、その息子さんのご家族のお誘いで北海道を観光しているようだ。
これからそこの温泉で落ち合う事になっており、息子さんは二人とも
北海道でお嫁さんを見つけたらしい。
……いいなー(´▽`)(笑)
屋上の展望バルコニーからは、原野を一望できるのだが、うーむ……。
……展望的には、細岡展望台や、コッタロ湿原展望台の方が上の
ような気がします(^^;)
しかし、ここも湿原は見られないまでもなかなかの眺め。
写真に写しておこう。
さて、ゆっくりと寛いでいたが、バス観光の方々がいそいそと動き
始めた。
そろそろ出発の時間らしい。
観光バスは、次の目的地、丹頂鶴公園へと向かいます。
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