美瑛駅
〜美瑛軟石を使った美瑛駅舎〜

◆◆ 北海道旅行日記 美瑛〜富良野編2 ◆◆


美瑛到着は、12:00だった。
おお、初めての美瑛〜〜と思い駅に入るも、う……狭い(^^;)

■ 美瑛駅 ■

美瑛駅は、なかなか面白い作りをした、レトロな雰囲気がある建物だ。
昭和27年建築。国鉄時代には「いい日旅立ち」キャンペーンの舞台にも
なった所でもある。
美瑛でとれる、美瑛軟石を使った建物で、記念写真のスポットにもなっている。
19:00以降は無人になるので注意。
手荷物預かり所はあるが、コインロッカーはないので、レンタルサイクル
をやっているお店に預けるか、四季の情報館のコインロッカーを使うか、
この手荷物預かり所に頼んでおこう。
駅の預かり所は、18:30までしかやっていないので、十分に注意して、
荷物の預け場所も考えておくと、いい旅ができるだろう。


さて、ここに着いてまずやる事は、四季の情報館に行く事だ。
ここで、美瑛の情報と、詳細マップをもらう事にする。
……しかし、道は奇麗にされているものの、町自体に人はまばらだ。
以外、というか予想通りというか、静かな所だ。
さて、四季の情報館へと行ってみよう。
場所は、美瑛駅を出てから左に目を移すと、すぐに見つかった。

■ 四季の情報館 ■

ここは、美瑛のマップや、道などを詳しく教えてくれる観光ガイドセンターだ。
ここで、色々と話を聞いて、無駄のない旅行にしたい。
ここの1Fでは、美瑛の特産品や、ポストカードを売っているほか、
モニターによる観光スポットの紹介、美瑛の味覚展示もある。
また、写真家の前田真三氏のギャラリーも設けられている。
2Fでは、3Dビデオギャラリーもあり、美瑛の四季を立体映像で
見る事もできる。
観光の手始めに、ちょっと寄って行くのもいいかもしれない。

営業時間…8:30〜19:00
  冬期…8:30〜17:00
無料、無休
電話…0166-92-4378

ここで、詳細な美瑛マップを見せてもらい、サイクリングマップも
もらっておく。
市販の観光地図は、結構間違っている所が多いので、あまり信用
しないで、こういう場所にある地図をしっかりもらってから、
サイクリングに出かけよう〜。

さて、地図ももらったし、荷物も預けた。
次は自転車だ。
という事で、四季の情報館のすぐ隣にある、レンタルサイクル店
に行くことにする。

■ 松浦商店 ■

結構人気のレンタルサイクル屋さん。ここのご主人は、なかなか気さくで
いい人なので、質問があれば、遠慮なく言っておくといい。
また、手荷物もちゃんと預かってくれるので、ここに自転車を借りる
時に、一緒に預けておくと安心です。
その時に受け取る札は、手荷物を受け取る時に必要なので、ちゃんと大切
に保管しておくこと。
また、マウンテンバイクはとても人気で、昼12時には、ほとんど貸しだし
状態なので、できるだけ早い時間に行くといい。
小さいが売店もあり、フィルムも売っているので、買っていくのもいいかも。

マウンテンバイクは、この時、一つだけなんとか余っていた。
よかった(^^;)

四季の情報館で相談し、今日のコースを決めておいた。
美瑛には、パッチワークの丘コースと、パノラマロードがある。
今日はパノラマロードを行く事にした。

道道十勝岳温泉美瑛線を南東に南下していく。
まっっっすぐな道が延々と続きます。
あああ、どこまで行っても、
道、道、道
こう、まっすぐな道をずっと進むのも、なかなかに辛いものがある。
が、頑張って進み、途中美瑛川を越えて、さらに南東へ。

距離にして7〜8キロ、30分ほど南下していくと、右手に美沢小学校が
見えてくる。
ここを、右折し、少し上り坂を頑張る。
目指すは、喫茶PUUだ。

ふうふうふうふう……も……もうすこし……
後少しで……昼ごはんだぁぁぁぁぁぁ……

定休日( ̄ ̄)(ゲフ

■ カフェクラフト PUU ■

木造のこぢんまりしたレストランだ。
美瑛産のジャガイモを使ったオリジナル料理が人気。
「おいしい状態で」のこだわりから、注文を受けてから皮をむき始める
ので、注文してから少し時間がかかる。
自慢のメニューは、ジャガイモを練り込んだ男爵うどん700円や、
オーブンカレー900円、ポテトグラタン850円、ポテトピザ900円
などがある。
夏は、野外テラスでの食事も楽しめる。

場所……美瑛町美沢希望
営業時間…10:00〜17:30
月曜定休日(11月中旬〜4月上旬 休業)
電話…0166-92-3911

なんで休みなんだぁぁぁぁ。
ううう、ハラヘッタ。
車で来た観光客も、ざんねんそうに帰っていく。
肩すかしを食らった形になったので、裏にいた犬に語りかけて文句を言う(ぉ
犬、吠える吠える(笑)

さて、落ち込んでいても仕方がないので、先に進む事にした。
さて、ここからは、自然を味わう旅が始まる。

さあ、いくぞ〜。

悔しさをバネに(笑)坂を下る。
おや?
大きな畑に、大きな木が一本だけある。
おお、これぞ美瑛の風景(笑)

これは、マップによると、哲学の木、というらしい。
観光スポットからはちょっと離れた所にある。
木の上部が少し傾き、まるで考え事をしているかのように見えるため
こう呼ばれるのだそうだ。
まずは一枚写真に撮り、先を目指す事にする。うむ、天気は今日もいい。
この先を北西に行くと、そこには写真館がある。

■ 拓真館 ■

美瑛の丘の美しさを全国に知らしめた写真家が、前田真三、という人だ。
ここは、その人の写真をパネルにして展示してある
写真館だ。
また、売店では、テレホンカードやポストカードの販売も行っている。
写真は、どれも四季を通じての美瑛の美しさが実感できるもので、なかなか
見応えがある。
また、ハイビジョンでの美瑛の映像の展示も行っている。
中は、土足厳禁のため、素足で上がる事になるが、冷たい木の床が、疲れた
足に気持ちがいい〜(笑)

場所……美瑛町拓進
営業時間…9:00〜17:00
  冬期…10:00〜16:00(11月〜4月)
無料、無休
電話…0166-92-3355

と、外に出てみると一面黄色に覆われた場所を見つけた。

おおおお!
これは凄い!!

キガラシの花、らしいが、しかし、これは見事だ。
元々、こういう花は、後の肥料として植えられる場合が多い。
この花は、どうなのだろうか。
まあ、それはどうでもいいとして、あまりにも奇麗なので、何枚か写真に
撮っていく事にした。
……しかし、奇麗だな〜〜

拓真館で、テレホンカードを買い、外に出る。
北上しながらふと拓真館の方角を見ると、黄色い花畑の大きさがよく
分かった。
うーん、さすが美瑛(笑)

さて、ここからは、美馬牛駅方面へと向かう。
畑がどこまでも広がり、美瑛がとても広く感じる。
いい天気と気候の中で気持ち良く自転車をこいでいると、ふと、出来たばかり
の観光地をみつけた。
これはなんだろう?

■ 四季彩の丘 ■

ここは、「しきさいのおか」というらしい。
入口ではロール状にした牧草の塊で作られた巨大な人形
「ロールくん」
お出迎え。オーナーの自作だそうで(^^;)
2001年にできたばかりの観光地だが、これからが楽しみだ。
東京ドームの3倍(7ヘクタール)の土地に、
春から秋にかけて、様々な
花が咲くお花畑
で、育てている花は、ラベンダー、赤そば、石竹、
なでしこ、亜麻(ブルーエンジェル)、むらさきサルビアなど。
ひまわり迷路を作る企画も、持ち上がっているとか。
晴れた日には大雪山系十勝岳連峰も望め、眼下には風光明媚な美瑛の
大地が広がる絶景がなかなか素晴しい。
広い畑に咲く花を写真に納めながら、売店へ。
ここで、
カットメロンとホットミルクで、栄養補給をする。……うまい!(笑)
ああ、生きかえる〜。
そして、売店を出た所で、さらにかぼちゃソフトクリームを買う。
これは、農家のオーナー自作のかぼちゃを使って、添加剤は一切使用せずに
作っているらしい。うむ、美味(^^ )

場所……美瑛町新星第3
電話……0166-95-2748
FAX…0166-95-2748

ふと、北西を見てみると、お洒落な館が見える。
お、あれが「With You」か。

■ ファームペンション With You ■

眺望は抜群だろう場所に建つペンション。
昼間は喫茶店としても営業しており、サイクリングの休憩にはいいかも
しれない。
米や野菜は全て自家製で、無農薬に有機農法による栽培で、心をこめて
作っている。また、オーナーが育てているフラワーガーデンもある。
ここでは、じゃがいも掘りなどの農業体験やスノーモービルもあるらしい。
農業やスノーモービルの体験も可能。

場所……美瑛町新星第1
営業時間…10:30〜16:00
開業……1992年
電話……0166-95-2748
部屋数…9室
駐車場…8台
一泊二食つき、二名利用で和室7000円、洋室7500円。

さて、今回はここを通りすぎて走る。
今思えば、立ち寄ってもよかったかなぁ、とか思うが、まあ、仕方がない。
このペンションの傍の道を、美馬牛方面へと抜けていく。
美瑛の風景を写真に納めながら、楽しんで自転車をこいでいく。
だが。
ううう、やはりハラヘッタ。

きょろきょろと、あたりを見渡して見る。
すると、何だか赤く目立つ建物が見えてきた。しかも、看板がついている。
その看板をよく見てみると、どうやら喫茶店らしい。
おお、助かった(笑)

■ 丘のてっぺん茶屋 かぜまち珈房 ■

ここは、With Youと美馬牛駅の真ん中あたりにある、赤い壁の喫茶店だ。
道ぞいにあるものの、看板が小さく、一見して喫茶店に見えないので、
ちょっと見つけるには注意が必要な場所だ。
中は、家を改築したような感じで、中は靴を脱いで中に入る。
快適で明るい雰囲気の店内は、座敷とテーブルがあり、どちらも窓から、
美瑛の美しい風景を見る事ができる。
ケーキや、道産小麦「はるゆたか」を使ったパンセット650円、野菜のポトフ
700円もある。
また、ここには小樽運河工藝館のようにノートが置かれており、「かぜまちノート」
と呼ばれている。

営業時間…10:30〜17:00
水曜定休日

時間は既に3時を回っていた。
おやつの時間だが、しっかりと食べておく(笑)
ここで頼んだのは、
自家製カレーとミルクカルピス
美瑛の美しい風景を見ながら、美味しく頂く。
あああああ、生きかえる〜〜〜〜〜(T▽T)

ゆっくりと寛いで、30分ほどしてから、ノートに書き込みをして外に出る。

さて、次に目指すは、美馬牛小学校だ。
ここは、地図を見ながら迷う事なく行く事ができた。

■ 美馬牛小学校 ■

ここは観光地、ではないのだが、
とんがり屋根とそこにある鐘が、とても
個性的な建物だ。
この教会風の学校は美馬牛のシンボル的な所で、地元の子ども達が通っている。
写真家の前田真三氏の写真で紹介されて、全国的に有名になった。
在校生は30名たらずで、1997年に、開校50周年を迎えたそうだ。
ここで何枚か写真を撮り、美馬牛駅から北上し、新栄の丘を目指す事にする。

さて、ここから少し迷ってしまう。
駅がかなり小さく、まるで分からない。行ったり来たりして、通りすぎる人
に駅の場所を聞き、やっと見つけた。……え? これが駅??
ほったて小屋かと思った(^^;)

ここから西へ大きな道路を進み、国道を通りすぎた先に、さらに細い道がある。
ここを少し進んでいくと、丘の上に
パフィーの木が見える。
パフィーが出演したドラマが、あの木のあたりで撮影されたらしい。
だが、さすがにあそこまでは行けません(汗) 写真に撮るだけにします。

ここから先ほどの道を戻り、美馬牛駅から北上して行くと、細い、畑に囲まれた
道から、クリスマスツリーの木を見られる場所に行ける。
これは、
まさにクリスマスツリーのような木が、畑にぽつん、と立っているのだ。
まわりの緑とよくマッチしていて、なかなか雰囲気がいい。

ここから、さらに北上し、新栄の丘を目指す。
……しかし、結構な距離を走らされているなぁ。

では、長くなってきたので次に分けます。

よろしければ、次へどうぞ〜(^^)/
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