モデルバーン
〜北海道大学・モデルバーン〜

◆◆ 北海道旅行日記 美瑛〜富良野編1 ◆◆


ピピピピピピピピピピ……

どしん! ばたん! がたがたがたがた!

がんっΣ( ̄□ ̄ )

いててて。

何を寝ぼけているのか、たかが目覚まし時計を止めるのに、体の
あちこちをぶつけてしまう。
ふう、今日もおはようございます(^^;)

時刻は5:45分。
30分に合わせておいて、消して落ち着くのに15分。
かなり寝ぼけているらしい。……飲み過ぎたかなぁ。
さて、昼には旭川へと向かわなければならないので、それまでに
北海道大学を見ておこう。

という訳で、一旦ホテルを出て、自転車を借りて北海道大学へ。
そして到着(早っ

さすがはアスペンホテル。
ポプラ並木までちょっと、というのは、嘘ではなかったようです。
さてさて、前回は奇妙な所から入ったものの、今回はしっかりと
正門から入っていく。

朝も早いからか、清々しい空気の中、のんびりと自転車をこいでいく。


■ 北海道大学 ■

旧札幌農学校。
初代校長は、今でも羊ヶ丘展望台や大学内に像があり、日本でも
有名なウィリアム・S・クラークだ。
明治期より歴史を重ねた学校で、1876年(明治9)に札幌農学校として
開校、1903年(明治36)に現在地に移転される。
181万平方メートルの敷地には、手付かずの自然もあり、開拓時代を
思わせる建物も多く、大学自体が観光地となっている珍しい所だ。

キャンパスには、学生以外の、一般外来の人間が、数多く歩いている。
正門から、自転車をこいでいくと、中央ローンと呼ばれる所が見えてくる。

◆中央ローン◆

ここは、約1万2000平方メートルの緑地で、中央に、サクシュトコニ川
という川が流れている。ハルニレやハンといった木々が植えられており、
秋の紅葉も、また美しい。
晴れた日などは、ここで寛ぐ学生も多そうだ。

まだ朝早いので、冷たい空気に覆われている感じがするが、なかなか良い
感じなので、写真に撮ってから、進む事にした。
そして、中央ローンを進むとクラーク博士の像が見えてきた。
ちょっと、クラーク博士について調べてみたので、書いておく事にする。

◆ウィリアム・スミス・クラーク◆
 

この方の像も、結構取りましたね〜。
『少年よ、大志をいだけ』と言ったというクラーク博士については、
ちょっと写真内に調べた事を書き込んでありますので、よろしければ読んでみて
くださいね〜。
そして、読まれた方、お疲れさまでしたm(__)m(笑)
さて。

クラーク像を写真に写した後は、北上していく。
ここでも、歴史的建造物を目にする事ができる。

◆古河記念講堂◆

1909年(明治42)に、札幌農学校林学教室として建てられた、
北海道初のフランス・ルネサンス様式の建造物だ。
中央にはマンサード風という台形の屋根をおき、中央には小塔を
置くなど、明治後期の洋風建築様式として貴重なものだ。
古河財閥は、帝国大学創設費として百万円を政府に寄付。そのうち
約14万円が北大の前身・東北帝国大学農科大学に分配される。
古河講堂はその時新・増築された8棟のうち現存する唯一の建物。
設計は茨木出身の文部技官・新山平四郎、施工は札幌の大工・新開新太郎
が担当。建築面積127.5坪、総工費3万円余の建物は6ヶ月の工期を経て、
1909年11月末に林学教室として誕生する。

……などという事を調べてほうほう、なる〜、などと頷きながら写真に撮り、
先を目指す事にする。

ふと横を見ると、また古そうな校舎が見えてきた。

◆旧昆虫学教室◆

1901年(明治34)に建てられたのが、この旧昆虫学教室だ。
札幌農学校の校舎群が開校当初の位置(現・時計台あたり)
から現キャンパスに移転した時建てられた校舎の中で現存 
する最古の建物。
世界的昆虫学者・松村松年博士の業績の多くはここから世に
送り出された。

さて、ここからは、理学部まで、まっすぐに北上する。
その途中に、木々がうっそうと生い茂った森が見えてきた。
ここは何でしょう( ̄▽ ̄ )

エルムの森

エルムとはハルニレの事で、古河記念講堂の近くにも数十本見られる。
樹齢100年以上の古木もみられ、この森がある事で、北海道大学は
別名『エルム学園』とも呼ばれている。
しかし、朝早いからか、かなーり暗いですね(汗)
ちょっと何か出て来そうな不気味さも感じてたり(^-^;)
このような原生林がそのまま残されているというのも、北海道大学
ならではかもしれない。


さて、ここから幾つかの学部を通りすぎ、理学部の校舎をこえたすぐを
左折すると、ポプラ並木が見えてくる。

ポプラ並木

最近でも落木があったようで、冗談ではなく危険なようだ。
1903年(明治36)に植樹されて、51本ものポプラが平行して一直線に
並んでいる。
既に寿命を超えてしまった木々もあり、倒壊の危険性もある。
隣接する花木園からも見る事ができる。
400m程離れた場所に、新しいポプラ並木の植樹が計画されており、
2001年ごろからは見られるようになっているようだ。
そして、2030年ごろには、「平成ポプラ並木」として高さ20mに成長
する予定なので、覚えておくといいかも。

ここは、いつでも観光客がいる所だ。
近くの花木園とともに、少し散策してから、北へと向かう事にする。
次に行くのは、国の重要文化財だ。

◆モデルバーン◆

モデルバーンとは、模範的畜舎、という意味合いでクラークが名付けた
ものが、いつのまにか一帯の呼び名に変わってしまったものだ。
ここには、古い畜舎や、様々な用途で使われたであろう建物も多い。
この一連の建物について、調べた事を写真の下に書き込んでありますので、
こちらも、よろしければ、読んでみてください〜。

おっ、鴨が近くの池にいるぞ。
ほれほれ、おいで〜〜〜……

ばちゃばちゃばちゃ!!

……
なぜ逃げる!Σ( ̄□ ̄;)

この大学は、雰囲気が大変良い。ここで勉強できるというのは、なかなか
幸せなことかもしれない。

……などと思いながら、正門出てすぐのコンビニでコーヒーを買う。
ちびちびと飲んでいると、通りすがりの誰かさんが、イキナリ

「おつかれ!」

……あなた、誰?(A ̄▽ ̄; )

そこから南へと移動し、まずは、
ロフトを写しておく。
その後、
4丁目プラザを写し、マクドナルドで朝食。
まだ札幌の町は静かで、10時を回らないと、人もまばらだ。

時刻は、9時を回った所だ。
そろそろ帰って、旭川へ行く準備をしよう。

9:05に札幌アスペンホテルをチェックアウト。
JR札幌駅から特急オホーツクで旭川へと向かう。

がたんごとんと列車に揺られながら、メモをまとめて、本を読んだり、
旅行ポイントを見直したりして、時間を過ごす。

そして、11:30分、JR旭川駅に到着。

旭川駅には、各方面へと向かうホームがあるのだが、なぜか富良野に
向かうホームだけが、妙に外れた所にある。
距離は、旭川駅から歩いて2〜3分がかかってしまう(^^;)
小さなホームだが、
さて、ここからローカル線だ、と思わされる、
独特の寂しげな雰囲気が、なかなかいい。

富良野へ行くのなら、旭川から富良野へ向かう列車の、進路方向の
左側に席をとるといい。
大雪山、十勝岳の姿が見えるはず。

……ええと、左、左……

満席〜〜ヽ( T▽T)ノ

しかたがないので、空いている所に席をとり、寛ぐ事にした。
観光客が多いなあ……

写真を撮る人、外を見て、美瑛や富良野を楽しみにする人。

さて、私はどんな旅になるのだろう……。

とか考えているうちに、列車は美瑛駅に到着する。

って事で、美瑛編に入ります。
興味のある方は、次のページへどうぞ〜(^^)/
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