ファーム富田
〜ファーム富田〜

■ 北海道旅行日記 美瑛〜富良野編5 ■


地図を見ながらきょろきょろと辺りを見渡すと、遠くに目立つ
白い三角屋根が見えていた。
なるほど、あそこがそうか。

■ 北西の丘展望公園 ■

ここは、美瑛でも有名な展望公園だ。
白い三角の展望台があり、その眼下には、奇麗に整えられた
花畑が広がっている。
もともとこの北西の丘展望公園のポラミッド型展望台は、
給水塔として建てられた。
晴れた日には、美瑛の丘だけでなく、十勝連峰や美瑛の街並
も見渡せて、なかなかいいスポットだ。

ここでは、駐車場にトイレ、小さな売店もあり、観光地として整備
されているので、なかなか過ごしやすい所だ。
ここで、ラベンダーソフトクリームを買い、なめながら花畑へと
進み写真を一枚。
ひまわり畑が、なかなか奇麗だ
展望台にも上ってみた。
なかなかに見晴らしがいい。
ここでも何枚か写真を撮り、北西の丘を後にした。

さて、次は、朝もやであまり奇麗に撮れなかった、ケンとメリーの木
を撮りに行こう。
空は、見渡す限りに真っ青だ。
が。
途中で道を間違えて坂を下ってしまい、再び苦労してカルビーポテト工場
の急坂を登るハメに(;`△´)(笑

道路の立て看板を頼りに再び
ケンとメリーの木へと行き、しっかりと
写してから、美瑛駅へ無事帰還する。

さて。

時間は11時10分。
自転車を返して、松浦商店のおじさんにお礼を言い、列車の時間を聞くと
どうもあと1時間は足止めらしい(汗
少々考えたものの、時間の無駄よりも、ちょっとだけお金を使う事にした。

11時30分に駅前の観光タクシーに乗り込んで、ファーム富田へと行って
もらう事にする。
おひげと眼鏡がとても愛敬のある運転手さんと親しくお話をしながら
一路、富良野へ。
ファーム富田には、図ったかのように12時ちょうどに到着する。
富良野を観光するのであれば、貸切にして廻る事も十分可能、と聞き、
財布の余裕を確認して、ここからちょっと贅沢な貸切タクシー旅行へと
変更する事にした。

■ ファーム富田 ■

北海道において、あまりにも有名な観光地、ファーム富田。
富良野のラベンダーを全国に広めたこのファーム。ラベンダー畑
は、6ヘクタールにも及ぶ。ちなみに、1ヘクタール=1万平方メートル。
しかし、それ以外にも、様々な花が植えられ、ラベンダー以外にも
楽しむ所はたくさんある。
ひまわり、コスモス、ポピーなど、なかなかに奇麗だ。
花の種類は110あまりで、花人の畑、倖の畑、ポピーの畑、
トラディショナルラベンダーなどの花畑が広がっている。
その敷地内には飲みもの、軽食をとれる場所が三か所、花人の舎と
いう所は、8月は休業しているが、食事だけではなく、富良野ラベンダー
の歴史を学ぶことができる。
たくさんの人が訪れるこのファームは、この時もたくさんの観光客で
あふれていた。

場所………中富良野町北星
営業時間…8:00〜17:00(5〜9月)
  冬期…9:00〜16:00(10〜4月)
無料、無休
電話…0167-39-3939
HP…………
http://www.farm-tomita.co.jp

運転手さんとは1時間の自由時間を挟んで合流する事にし、まずは
花人の舎の喫茶店で食事をとる事にした。
シーフードピラフと、ベークドポテト、お約束のラベンダーカルピス
を頼む。
なかなかにリラックスできる空間だと思ったが、ラベンダーが
ハーブの効果として、働きかけている部分も大きいだろう。

食事の後は、花人の舎でラベンダーの歴史を学び、花畑へ。
冷たい小川に手を浸しながら花畑を散策し、
咲き乱れる花々を写して
いく。
ラベンダー畑は、案の定すでに花は刈られていた
残念だが、まあこれは仕方が無い。
しかし、時間はもうすぐ1時。
名残惜しいが、次に行かないといけない。

運転手さんと合流し、乗り込んでいく。
運転手さんが、彩香の里という場所で停車し、写真を撮る事を勧めてくれた。

■ 彩香の里 ■

ここでは、十勝連峰や、中富良野町を見渡せる丘にある花畑だ。
畑のラベンダーを自由に摘みとれる「ラベンダー摘み」というものもあり、
一袋700円で行う事ができる。
売店では、お約束だが(笑)ラベンダーグッズにラベンダーアイス(250円)
が好評。

場所………中富良野町西1丁目線北12
営業時間…8:30〜19:00
無料、無休
電話…0167-44-2855

ここで彩香の里を撮ろうとしたら、カメラがおかしくなる。
慌ててフィルムを巻きもどし、入れ替える。
調子が戻ったようで一安心(^^;)

日が暮れる前に、行けるだけ行ってしまおうという事で次へと進む事に。

国道237号を南下し、ふらのぶどう果汁工場へ到着。

■ ふらのぶどう果汁工場 ■

国道から少しそれた山道の入り口にあるぶどう果汁工場
ぶどう園と、くつろげる公園が近くにあり、中では、天然果汁100%の
ジュースを製造している。
工場をガラスごしに見学できる他、試飲ができるコーナーも設置されている。
中はそんなに広くなく、2階を見学しただけで終了。
ポプリの瓶づめ体験もできるが、時間の関係でぶどう果汁の試飲だけで断念。
……でも、ものすごく濃かったな、甘さが( ̄△ ̄;)

営業時間…9:00〜16:30(6〜8月のみ営業)
無料、無休
電話…0167-23-3033

ここからすぐ南にあるのが、ワイン工場。
車だと、ほんの5、6分の所だ。

■ ふらのワイン工場 ■

富良野でも小高い場所、清水山中腹にあるワイン工場。
正式名称は、「
富良野市ぶどう果汁研究所」。
富良野産のワインは11種類あり、その地ワインの試飲もできる。
工場見学もできて、ワインを買う事もできる。
ワインと同じ原料の果汁は糖度がとても高く、砂糖など入れなくても
とても甘い。その果汁を使ったジュースも700円で販売されている。
6月下旬〜8月上旬には敷地内にラベンダーも咲き、ライトアップも
されて、なかなかお洒落。
近くにはワインハウスもあり、ステーキとワインを楽しめるので、
余裕があり、物足りないのなら、立ちよってみるのもいいかもしれない。

場所………富良野市清水山
営業時間…9:00〜18:00(6〜8月)
     9:00〜16:30(9〜5月)
無料、無休
電話…0167-22-3242

(ワインハウス)
場所………ワイン工場に隣接
営業時間…11:00〜20:00(5〜10月)
     11:00〜19:00(11〜4月)
第1・3月曜定休
電話…0167-23-4155

工場見学では、地下に保管されている10年の研究の末に生まれた
ふらのワインの保管庫、保管樽などを見学、
そして試飲コーナーへと向かう。
わーい、おちゃけおちゃけ〜〜〜〜ヽ(´▽`)ノ(ぉ
セイベル種(やや甘口)、富良野産マスカット(甘口)、
ミュラートゥルガウ(中口)をそれぞれ試飲して、なんだかとっても気持ち
よくなる(笑)
うぃぃ〜〜っとヽ(
*´▽`*)ノ(ぉ(ぉ
ほろ酔い気分でにこにこしながら、タクシーへ乗り込む。

お酒の次は、北海道自慢の牛乳とチーズを堪能しに行く事になった。

と、その前に、と、 タクシーは、富良野の町中の、とある小学校で停車した。

「ここは、北海道の《へそ》なんですよ」

そう言って小学校の中へと入っていく。
校庭の端に、小さな石碑と、石のようなものが置かれていた。

■ 北海道中心標 ■

富良野市街にある富良野小学校にある石碑が、この中心標。
石碑には「北海道中心標」と、でかでかと文字が彫られている。
中心にあたる経度と緯度が書き込まれ、中心のあたる部分には、丸い石
が置かれている。
これは、経度緯度研究の際にここに機械を置いた台座のあった場所らしい。
石には、「北海道中央経緯度観測標」と書かれており、これがもととなり、
北海道の中心と言われるようになった。
小学校の中になるという事もあり、授業中の場合は、迷惑にならないように
写真を撮る時は注意。

場所………富良野市若松町10ー1
     富良野市立富良野小学校校庭内

ふらのワインと並んで、ふらのの名産となっているのがチーズだ。
タクシーは、環境の整った公園に到着する。
そこから少し首を振ると、そこに目指す場所が見えていた。

■ 富良野チーズ工房 ■

なかなかいい場所に立っている工房だ。
地元でとられたミルクを使い様々なチーズを創っている。
「ワインチェダー」と言われるチーズは、ワインカラーのマーブル模様が
入った、ワイン入りチーズで、ここでしか作られていない。
また、いかすみチーズなどがあり、
それらの製作工程は、全て見学できる
試食コーナーが広くとられており、この時は、多くの修学旅行の女子校生に
囲まれていた。
うわ、行き辛いです…(;`▽´)(笑
また、見学通路を少し進むと、
チーズ作り体験に向かう学生たちを発見。
……楽しいだろうなぁ(笑)

場所………富良野市中五区
見学時間…9:00〜17:00(夏月)
     9:00〜16:00(冬月)
※チーズ製造は夏期が3〜4回、冬期が週2回なので、要確認。
無料、無休
(11月〜4月は、日曜、第1・3土曜日が定休)
電話…0167-23-1156

このあたりは、緑の広がる草原のような公園と木のベンチがあり、
気持ち良く寛ぐことができる
観光客への心づかいもあるのだろうが、なかなかこの工房の雰囲気に
合っていていい。
この公園を歩いていると、チーズ工房の近くに、一軒のお店を
見つけた。

■ アイスミルク工房 ■

富良野産の食材を使ったアイスクリームを買う事ができる
チーズやにんじん、かぼちゃなどがあり、ここも、修学旅行の女子校生で
囲まれている(笑)

「あー、それ私のー」
「きゃー、これかわいー」
「カメラ、カメラ。いえーい。きゃははは」

やはり行き辛いです…(;;`▽´)(笑
かぼちゃやにんじんは期間限定で売り切れ。
ジェラートタイプのアイスはどれも口あたりが良く、さっぱりとして
美味しかった。
かぼちゃやにんじんが期間限定で売り切れだったのが、ちょっと残念。

場所………富良野市中石区
見学時間…9:00〜17:00(夏月)
    ※11月〜4月は富良野チーズ工房で販売。
(チーズ工房は冬期、11月〜4月は、日曜、第1・3土曜日が定休)
電話…0167-23-1156

ここからタクシー乗り場へ戻ると、運転手さんが何やら慌てている。

「どうしたんですか?(・-・?)」
「あああ、鍵をさしたまま、ロックしてしまいましたぁぁぁ(;´д`)」
「……え?( ̄▽ ̄;)」
「今、近くのタクシーの運転手さんと連絡をとっているので、もう少し
 散策していて頂けますか〜( TдT)」
「わかりました、では、30分くらい、ぶらぶらしてきますね(^^;)」
「お願いします〜〜〜〜(;´д`)」

……まあ、弘法も筆の誤り、こんなこともある(笑)

さて、長くなってきましたし、再びページを分ける事にしますね。

読まれる方は、次のページへどうぞ〜(^^)/


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