■『はるばる来たぜ函館編』 〜3〜■ ……なんか、凄い車が公会堂前に停まってたんで、激写↑(笑) 梢ちゃんが出てくるかと思いましたよ(笑) いいなあ、こんなので送迎してもらいたいもんです。 さて、チャチャ坂に来たなら登らないと『北へ。』は語れない でしょう。琴梨ちゃんも登ったんですから(笑)。 ……とかなんとかぐだぐだと呟きながら、チャチャ坂の上へ。 しかし、このチャチャ坂付近は、大変面白い。 函館ハリストス正教会はロシア正教、カトリック元町教会はローマカトリック、 聖ヨハネ教会はイギリス国教会、そして東本願寺函館別院まである。 世界中の宗教が、この函館のチャチャ坂周辺に集まっているのだ。 こういうのも、ここだけのもので、なかなか珍しい。 さて、ここに来て見るものは、これしかない。 ■ 函館ハリストス正教会 ■ さて、今日はどんな感じかな〜……って なんと! 改装工事中ですか!Σ( ̄□ ̄;;)。 教会は、全てシーツで被われ、木の骨組みの中に埋もれていた。 ……んー、まあ仕方がないか。こういうのも旅の醍醐味だ。 という事で、写真に一枚。 この函館ハリストス正教会は、函館の顔、と言われるほどに有名な場所だ。 白の漆喰壁に緑の銅板でできた緑の屋根は大変美しい。 これは、明治5年、日本で始めてギリシャ正教会聖堂となったもので、 1859年、ロシア領事館の付属聖堂として建てられたものだ。 当時のものは、度重なる火事で消失してしまっており、現在あるものは、 大正5年に再建されたものだ。 さて、この寺は、琴梨ちゃんも言っていたが、ガンガン寺と呼ばれている。 それは、この鐘が、時間と共に、 『ガンガンゲンゴンガンガンゲンゴンガン……』 と、けたたましく音を奏でるためだが(マジです(笑))、この鐘、 本来は東京は神田のニコライ堂の鐘を、昭和3年に移したものだ。 午前中の白い姿もいいが、夜はライトアップされる。これも捨てがたい。 しかし、むう(ーー;) まさか改装中とはなー。 本当なら『ガーデンハウスCHACHA』に入って、オープンテラスから 写真を撮るはずだったんだけどなあ。 ちなみに、『ガーデンハウスCHACHA』は、夜はカクテルもお勧めだ。 コンドミニアムも3室あり、オープンテラスから見る教会は絶品。 ここに来るために苦労をいとわないカップルは、結構多いそうだ(笑)。 セルフサービスで券を買って頼む形式なので、覚えておこう。 また、先程述べた東本願寺函館別院は、なんと全てコンクリート製なのだ。 これは、函館ハリストス正教会の例でもあるように火事が多い事から、 そういった災害に会わないための知恵なのだそうである。いろいろ考えて るなあ。 ……何だか、夜になってきたんスけど(A ̄▽ ̄;;)。 って訳で、急ぎ次の場所へ。 ■ 八幡坂 ■ どうも急ぎ過ぎて、せっかくの名所を見過ごしていたらしい(笑)。 この八幡坂は、数ある函館の坂の中でも、ドラマやCMでとても人気のある 坂だろう。基坂の途中にあった函館の館主、河野政道邸内にあった八幡宮を 移転した所から、ここを「八幡坂」と呼ぶようになったそうだ。 ちなみに、公会堂がある基坂は、もともとお役所坂、御殿坂と呼ばれており、 後に親道開削工事の際に里程基標が立てられた事から、基坂と呼ばれるように なったのが始まりだ。 さて、この八幡坂からは、摩周丸とその周辺が見渡せ、なかなかのビュースポット だ、ここに来たら、坂と後ろの摩周丸をバックに一枚記念に撮っておくのも いい思いでになるだろう。 さて、ここから再び南下、目指すは、そう、あのおじさんのお店だ。 ■ レイモンハウス元町 ■ ……ああ〜、やっぱりもう終わってるかなあ。 注文は、9時〜6時、までだが、ちょっと時間的にキビシイ。 悲しいが……悲しいが……写真に撮るだけー(A ̄▽ ̄;)/ このレイモンハウスは、大正から昭和にかけて、ハムやソーセージを作り 続けたカール・レイモン氏の製法を受け継いで作られたハム・ソーセージが 売られている。お土産として、送ってもらう事もできるので、気軽に立ち 寄るといいだろう。個人的には、フランクフルトが良い感じ。 ふう、さて、あと一つまわって、今日は終わりにしよう。 次の場所は、レイモンハウスから比較的近い。 ■ FMいるか ■ ここは、日本初のコミュニティー放送局である。 放送が聞こえる範囲は、函館とその周辺であるが、函館の様々な情報を伝えて くれる、情報源だ。ここは、見学もできるので、ちょっとリクエストを兼ねて 立ち寄ってみるのもいい。 また、ここの1階に『ザ・ネイチャーズ・ディスカバリー』があったはずだが、 ギャラリー807に名前が変更されているようだ。 しかし、函館は、いたる所がライトアップされており、夜も目を楽しませて くれる。 と、あまり長居をしていると、観光バスに乗り遅れてしまう。 最後に向かう場所は、御存じ、函館山の夜景だ。 時間は6時を過ぎている。まだ少し残る明るさの中で地図を確認しながら 函館駅へ。 自転車を返し、6時40分発函館山行きバスに乗り込む…… ……のだが。 なんじゃこの混みようはーー!Σ( ̄□ ̄;;)。 そうか、今日は休日でしたね…。 皆さん、休日に函館山行きバスをご利用の場合は、かなり混むので、根性 入れて行ってくださいね。シャレになってないですから(A ̄▽ ̄;;)。 ((((((((( ̄■ ̄)(ギャー) ( ̄■ ̄))))))))))(ふぎゃー) 人という重石に体を押しつぶされながら、途中で見える夜景に心に栄養 を与えながら、何とか函館山へ……ぐふっ( ̄〓 ̄) ■ 函館山展望台 ■ 函館山の夜景、と言えば、誰でも知っている観光スポットだ。 この函館山は、別名臥牛山(がぎゅうさん)と呼ばれる。これは、この山 が、まるで牛が臥せているように見えるからだ。 またこの函館山は、第二時世界大戦が終わるまでは軍によって管理された 山で、一般人の立ち入りは一切禁止されていた。 今でも軍の塹壕や砲台の後が残っている。登山をする機会があれば、見てみる のもいいかもしれない。 ロープウェーは全長835mを秒速7mで運行している。フランスの技術を 導入しており、日本初の支索両端固定3線交走式で、途中に支柱がない。 これも面白い特徴なので、乗る機会があれば、支柱の全くないロープウェー として見てみるといいだろう。 さて、この展望台だが、9月も下旬になると、とても寒い。 6〜9月の平均気温は16度。ちょっと半そではきついだろう。 長そでの上にセーターを一枚、必ず用意しておこう。狭いバスで汗をかいた 時に、冷えて風邪をひく可能性もあるからだ。 ■ 函館の夜景 ■ さすがは、香港、ナポリと並ぶ夜景の名所だ。 いつきても、まさに宝石箱をひっくり返したような輝きで、来る人たちの 歓声が、その美しさを物語っている。 この函館周辺は、潮の流れによって集められた砂が海を埋め立てるように して出来上がった所だ。そのせいで、くびれたような形になっている。 山頂駅と直結している展望台では、レストランやカフエの窓際で、食事を 楽しみながら夜景を思う存分楽しめる。外ではしゃぐのもいいものだが、 たまには美味しい料理と共に夜景を味わうのも一興かもしれない。 夜景の見ごろは、日没より20分くらいを目安と考えておくといい。 また夏場は、イカ釣り漁船の漁火も、眩しいほどに辺りを照らしている。 また、展望台外では、少々高いが、有料で記念撮影もしてくれる。 あ、ちなみに、とてもじゃないが、ここで告白なんてできません(笑)。 展望台もレストランもいつもいっぱいで、とてもじゃながロマンチック な雰囲気にはなりにくい。ここは、カップルで来たなら、思いきり楽しん でしまった方がいいでしょう(^^;)。 また、展望台では混み合うため、お互いに譲り合って、楽しい観光に しましょうね(^^)/。 さて、私はここで、1時間ほどで切り上げて帰る事にした。 この美しさに『慣れて』しまうのが嫌だったからだ。 7時30分発の函館駅行きに乗り込む……が。 ((((((((( ̄■ ̄)(ギャー) ( ̄■ ̄))))))))))(ふぎゃー) ……やっぱりこうなったか(逝)。 ホテルに帰ると夜の8時を回っていた。 自室で休憩がてら『USO』なんぞ見ているとあっという間に9時。 ちょっとぎりぎりになるが、夕食のために外に出る事にした。 行き先は、函館ビールだ。 ■ HAKODATE BEER ■ ここは、朝市前の道路を、函館山方面に南下していくと見えてくる、 ネオンのとても美しいレストランだ。 中は洒落た作りになっていて、運が良ければ、ピアノの生演奏も聴ける。 お酒は、日本酒などもあるが、やはり目玉は、函館の地下水を使用した、 函館地ビールだろう。 私が頼んだのが、五陵の星、北の一歩、のふたつだ。 五陵の星は、ドイツ式小麦ビールだ。フルーティで、咽ごしがとても やわらかい。一番飲みやすいので、まずはこれを頼んでおくといい。 北の一歩は、イギリスのエール、と呼ばれるビールで、色濃く、コクが あるのが特徴。ちょっとした甘い香りがするお酒で、食を進めるのには いいお酒だろう。 また、これらを少量ずつ楽しめる「お試しセット」も人気だ。 ラストオーダーは9時30分なので、覚えておこう。 ……ぷはーーーー(* ̄▽ ̄*) あああ、おちゃけがウマイ!! 運動した後の一杯。このために生きてるー(ぉ さて、とてもお腹がすいていたので、結構な量を頼む。 私が頼んだのは、『君といつまでも』、『カールレイモンソーセージ』、 『サーモンのカルパッチョ』の三つだ。 『君といつまでも』の君は、北海道でいうキミ……とうもろこしとかけている。 30分もしないうちに、ほくほくポテトにとうもろこし、ソーセージに サーモンのカルパッチョを平らげる(笑)。 |
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