〜ひらふ温泉近くから見た羊蹄山〜

◆◆ 北海道旅行日記 函館〜ニセコ編 ◆◆


ピピピピピピ………

「うぉっ!! よくも俺のスパイ網をっっΣ( ̄□ ̄ )」

ピピピピピピ………

………あれ??( ̄▽ ̄;?)

あ、朝ですか。
目覚ましを置いた先の鏡に、自分の間抜け顔が写っている。
けたたましく電子音を奏でる時計を見ながら、バツの悪そうに
目覚ましを止める私。
どうやら寝ぼけて訳の分からないコトを言ってしまったが、
……いったいどんな夢を見てたんだか。
『俺のスパイ網』って何( ̄▽ ̄;)(笑)

ここは、函館ハーバービューホテル。
時間は、6時を少し回った所だ。
小さな窓から外を見ると、ちょうど朝日に照らされた朝市が
見える。
……おみやげ買わないとな〜( ̄- ̄ )

なんて考えながら外へ。
食券がないため、朝ごはんは朝市周辺で食べる事になっている。
が。
どこかいいトコあったっけかなあ……
結局準備に30分もかかって外に出る事になる。
あああ、寝起きが相変わらず悪い……

■ 函館朝市 ■

朝市は、早朝は3時ごろから店が開き始め、日も明けない
うちから、
賑わいを見せ始める場所だ。
朝6時30分ともなれば、なかなかの活気を見せている。
店数だけで360はあるというこの朝市は、戦後まもなく
市役所裏で近郊の農家の女性達が、自分達の野菜を持ちよって
売り始めたのがはじまりだ。
函館の食生活を支えてきたこの市場だけに、魚介類だけ
ではなく、
様々な野菜や果物も数多く売られている
この辺りは、なかなかいい食堂もあるのだか、とにかく
おばちゃん達の客引きがなかなか強烈なので、食事をとる場所
を探すだけでも一苦労だ(^^;)
今回は、できるならカニ以外のものを買いたいなあ、なんて
考えていた。やっぱり3度もお土産がカニでは、さすがになあ。

『おにいさん!メロン買わない?メロン!』

と、威勢のいいおばちゃんの声がする。
うっせえな、メロンラーメンなんてまずいに決まってるだろ
……とは言わずに(笑)、おばちゃんの方へ向き直る。
メロンかあ………((((( ̄- ̄)(引き寄せられる(爆))
実の赤い大きなメロンふたつに、新鮮ないくらのビンづめ
2つを付けて、四国まで送料込みで6千円。……結構安いかも。

おばちゃん、これ買う〜〜( ̄▽ ̄)ノ
即買いです。ああ、観光客って(爆)

おみやげという義務を果たして(笑)、ふと正面を見ると、
ラーメン屋さんが見えた。

…かもめ?

■ ラーメン かもめ ■

メロンを買ったお店のすぐ正面にある、青いのれんをかけて
いたお店が、
ラーメンかもめだった。
立て看板を見てみると、かもめラーメン、というのがあるらしい。
かに、いか、ほたて、うに、えびが入って1100えん。
(* ̄▽ ̄*)
朝っぱらからラーメンかい、な感じだが、いいんです。
カニの足が飛び出すほどに盛り付けられたみそラーメンからは、
うウニが見え隠れ。
なかなかのボリュームです。
なかなか美味しいラーメンでした。
壁にあるメニューを見てみると、「冷やしラーメン」の文字が。
……冷やしラーメン?(^^;)
まあ、これは、次の機会という事で。

朝市には、色々と美味しい食堂があるので、お土産を買った
ついでに、美味しい食堂はないか、聞いてみるのもいい。
お客さんに、まずい所は勧めませんしね(^^)/

お腹はいっぱいになったが、出発までは少し時間がある。
あ、『
俺の函館』でイカスミソフト売ってる〜。買お買お。
イカスミソフトって、黒いだけで、味はソフトクリームなんですよね。
所によっては、「イカスミパウダー」なるものを振り掛けてくれるお店
もあるようですが(^^;)

ソフトをなめなめ、自転車を借りて、八幡坂あたりをもう一度散策
してみる事にした。
FMいるかの辺りにいったが、どーしても元町一番館を見つけ
られない。
おかしいなあ。この道じゃなかったかなあ。

店はまるで開いていないが、新鮮な空気を吸いながら海鮮
市場や摩周丸のあたりを巡る。
朝の倉庫街を自転車でゆっくり走るのもなかなか悪くない。

坂を上ってしばらく行くと、
アジアンカフェTaoTaoを発見。
ここは、昼はカフェ、夜はバーになる所で、昼12時〜夜11時
までの営業になる。
甘い風味の中国茶『八宝茶』やパイン風味のビール『カリ』
などがお勧めですぜ。

金森倉庫群などを写真に収め、時間は8時30分を回って
いる。ちょっと早いが、そろそろ帰るとしよう。

自転車を返しに行くと、時間が短かった、という事で、割引
で300円返ってきました。らっき〜( ̄▽ ̄)

9時5分チェックアウト。
快適な函館の旅に余韻を残しながら、長万部への特急に
乗って、函館を後にする。

さて、ニセコに行く前に、時間の関係でちと長万部に寄って
ます。

函館から特急に乗り、長万部で乗り換える事になる。

長万部に11頃付いたのだが、…………ええい、言っちまえ。

……何もねえぇぇぇぇ!!( ̄▽ ̄;lll)(ひゅぅぅぅぅぅぅぅ……)

でも、乗りかえ12時まで1時間なにもしない、というのも
アレなので、長万部駅近くの立て看板に書かれてあった平和
記念館、という所に行ってみる事にした。
線路を越える歩道橋があるのだが、蹴ったら崩れるかもしれん
というくらい……いや、はっきり言おう。ぼろい( ̄▽ ̄;)
どうも長万部は、全体的にさびれた感じが否めない所だ。
人もなく、そして店もない。

■ 平和記念館 ■

無料。しかも狭い。誰もいない(^^;)
ここには、まつやまふみお、という作家の絵が飾ってある。
『わたしはひばりが聞きたい』
という絵は、B52が何機も飛び交う中、麦畑の中で、少女が
しゃがんで耳を押さえている、という、戦争を否定する絵だ。
アメリカとアフガンがこんな時期に、こういう所に来たのも
何かの縁かもしれない。
現在アフガニスタンは和平への道のりを歩み出したが、さて、
これからどうなっていくのだろう。

他にも、植木蒼悦記念館、というのがあったが、どういう
ものかの確認は時間的関係できず。

長万部学習文化センターで、トイレを借り、詩吟の大きな
声に送られて駅まで。時間潰し完了(笑)

さてさて。

長万部には、乗り換えの関係でいなければいけなかったが、
その退屈を乗り越えて(笑)12時9分発の小樽行きワンマン
列車に乗り込み、一路くっちゃん駅を目指す。
この長万部〜小樽の区間は、列車本数が極端に少ない区間だ。
私のように乗り継ぎで倶知安をめざす場合は、時間をしっかりと
確認しておかないと、どえらいメにあいます(笑)

倶知安を目指すその列車から、徐々に羊蹄山が見えてきた。
ローカル線に揺られながら、羊蹄山が見えた時に、他の観光客の
方々が声をあげる。それほど、緑の羊蹄山は美しかった。
辺りに何もないからか、それとも、元々この山が巨大からだからか、
列車から見るこの山は、おそろしく大きく感じた。
列車に乗っていた、他の観光客も同じ感じだったのか、ため息を
つきながら、緑の蝦夷富士を眺めている。
……いや、正直な話、ニセコでどうするか、まだ完全には
決めてなかったりするんですよ、この時点ではまだ(^^;)
ホテルでレンタルサイクルを借りて巡るつもりだが…はてさて
函館から小樽への中継地点で、しかも夏場という事もあり、あまり
観光、という点では、ここに期待はしていないのである(笑)。

ニセコは、スキーリゾートとして有名な所だが、はたして夏は
何があるのか。
夏は夏で、色々と巡れる場所はある。
今回は距離と熊出没の関係で行っていないが(笑)、神仙沼、
大谷地湿原、鏡沼など、自然を満喫できる場所が多い。
この、神仙沼から大沼までの自然散策が、セオリーコースと
いえるだろう。葉野香ちゃんとは、ここに行ったんですね。
鏡沼は、紅葉の時期もなかなかいい景色が見られる。
ここは、ニセコ沼巡りからはかなり外れたコースになるが、
近くには鏡沼眺望もあり、時間があれば行ってみるのもいい
かもしれない。
しかし、ここから羊蹄山まで行ったのか? しかも登ってるし。
……なんちゅう無謀な。さすがはーやん(^^;)

さて、だらだらと、ニセコ散策の日記は続きます〜(A^-^)/


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