■ 北海道旅行日記 まとめ編1 ■ 今日は旅の最終日。 夜には、自分の家に着いて、後片付けを行っているはずだ。 でも、旅は気を抜くと事故に遭いやすい。 最後まで、しっかりと気を引き締めていこう。 ……という訳で、6時30分起床。 何だか、この旅行中、ずっと早寝早起きだったせいか、 朝からお腹がすいている。 いつもは朝ごはんを抜くのはあたりまえだったのに、今日は ホテルのバイキングがとても美味しい。 ゆっくりと朝食をとって、8時丁度にチェックアウトし、呼んで もらったタクシーに乗り込む。 さて。 今日は、麓郷の森をいこうと考えている。 そこで、麓郷あたりにあるというレンタルサイクルのお店まで 行ってもらおうとした。 が。 「う〜ん、午前中だけ自転車で巡っても、初めての土地で、しかも かなり距離があり迷うから、おそらく麓郷に行くだけで終わりに なってしまいますよ」 と言われる。 むう、確かにそうかもしれない。 しかし、貸切りで巡ってもらうとお金がなぁ。 でも、自転車で行っても、果たして麓郷の森まで行けるのか。 というか、それで昼の富良野駅まで間に合うのか? うーん、うーん(ーー;) で、結局、貸し切る事にしました(^ー^;) 今日は、「北の国から」な旅行になりそうです。 さて、一路車は麓郷の森へ。 が、その前に、色々と「北の国から」縁りの所へと寄ってもらう。 まずは、布部駅へ。 「北の国から」が始まるこの駅で、まずは記念撮影。 というか、運転手のおばちゃん、とても張り切って私を撮りたがる。 そして、ポーズをとらせたがる(笑) 「さっ、そこで手をかけて! そーそーそー!」 ……あの( ̄▽ ̄;) その後、昼まで時間がないという事で、麓郷木材へ即行。 そして、そこで飼われている犬をなでなで。 ここも、ドラマの舞台となった場所で、ここで飼われている犬は、 もう高齢ながら、五郎のペットとして、登場している。 登場は、92巣立ち。名前はアキナという。 奥には子供のチョビもいる。 このわんこ、もうあまり動きません。ぼーっとしてます。 ……ほんとうに、お年寄りのようですね(^^;) ここで5分ほど説明を聞いた後、道路の途中で、タクシーがいきなり 停車した。 「ここが、次回《遺言》で使われる予定のペンションですよ」 そういって指さした場所には、倉庫とともに、緑の建物が建っていた。 中の見学は無理なので、金網から覗き込んで写真を撮ってくる。 その後は、マニアでないと分からない様々な場所へ(^^;) まず、正吉のおじいちゃんが落ちた橋、宮前雪子役の竹下恵子が歩いた メルヘンの木、純が座っておべんとうを食べた木。 さすがは富良野というべきか、とても良い風景がたくさんある。 高い場所にあるので、富良野の町が見える。良い場所だ。 ふと見ると、大量の、2メートルはあろうかというかご一杯に、人参が 積まれてあった。 商品としての利用価値のないものを、大量に処分しているのだという。 形が悪いという、ただそれだけの理由で捨てられてしまうというのも、 なんだかとても空しい気がする。 ……でも、形が悪いと買わない日本人、多いんだよなぁ(汗) さて、そこから、一路有名な五郎の石の家へ。 ■ 五郎の石の家 ■ ここは、駐車場もあり、売店もあり、で、ドラマで見られるような 場所とは雰囲気が違う。 どこまでいっても、やはり舞台なのだ。 ちょっと丘を登っていく形になるが、そこには、高台が作られていて、 そこから石の家を見る事ができる。 家の前には柵が作られており、近くには行けなくなっている。 次回の舞台でも使われるようで、基本的に敷地内に入る事はできない。 ちなみに、この石は、開拓時代に畑が出て来て、塚として放置されて いたものを利用したもの。 場所………中富良市麓郷 公開時間…9:00〜日没まで(4月29日〜11月上旬) 電話…0167-23-3388(富良野観光協会) この石の家にも観光客は多く、長居は邪魔なることもある。 そそくさと引き上げる事にした。 ……あれ?何か大切な事を忘れて入るような………………あああっ!!! …………写真撮り忘れた……ヽ( T▽T)ノ しまったなぁ〜〜。まあ、仕方がない、戻る事も時間的に無理だし、今回は 諦めて、我慢する事にしよう(泣 ここからは、山を登って行くことになる。 富良野ジャム園をすぎ、山の頂上には、ひとつの展望台があった。 花畑があるその小さな展望台からは、富良野の景色が一望できる。 一息つくのには丁度いい所だ。 ここで、少しゆっくりとした後、ばたばたと麓郷の森へ(笑) 麓郷の森のは、道も細く、田舎にひっそりとある小さな森のように思えた。 そこの駐車場に停車してタクシーを降り、森へと向かっていく。 ■ 麓郷の森 ■ ばーん、と看板があり、さあ、ここですよー、という、森とは言えない 観光地としての様相を整えた場所だ(^^;) この森の中には、「北の国から」のファミリーが移り住んだ家屋がある、 北海道を代表する観光地だ。 ひとつは、黒板五郎の丸太小屋で、これ目当てに訪れる人がほとんどだ。 元々ここにあった空き家を舞台として使ったので、中は埃だらけでかなり 危ない感じだ。 いつ倒壊するかという雰囲気で、よくまあ、こんな所で住もうと思えるなぁ などと考えてしまう。 森の中は、心地よい雰囲気のする小道があるものの、観光客の多さは かなりのものだ。 《2002遺言》で終わってしまう「北の国から」だが、さて、ここはどう なっていくのだろう。 場所………中富良市麓郷 営業時間…9:00〜19:00(夏期) 冬期…9:00〜17:00(冬期) 無料、無休 電話…0167-29-2323 この麓郷の森から、次に向かったのがラベンダー畑だ。 ここは、「ふらのハーフガーデン・ポプリの里」、というらしい。 富良野といえばラベンダー、という人も多いが、ここもラベンダーが 咲いている、なかなかの所だ。 この時期にも咲いているラベンダーがあったのか、とちょっと驚いたが、 ファーム富田で見損ねていたぶん、ここで元が取れたかもしれない(笑) さて、ここからは再び富良野の町へ戻る。 途中、八幡小学校跡地、フェニックス牧場、NHKで写された一本の木、 草太役の岩城滉一が劇中で死んだ大カーブ(実はいい撮影スポット(笑))、 小さな池のある、純がシュウ役の宮沢りえとボートで漕ぎ出した 鳥沼公園の池などを巡る。 それぞれドラマのスポットだが、麓郷の森から離れているために、しっかり 来る計画を立てないと、あまり訪れない場所だろう。 富良野の町中では、住んでいた家などを巡っていく。 運転手さんに連れられて、シュウのアパート、純のアパートの舞台 を巡っていく。 蛍が勤めようとしてあきらめた渡部病院、黒板五郎が入院した教会病院。 シュウが勤めていたつるや金物店。 とにかく、「北の国から」が長くシリーズ化されたドラマだけに、舞台 もかなりの数になる。 さすがに、貸し切りでもしなければ、ここまで巡る事は不可能だっただろう。 ひとつひとつを写真におさめ、タクシーは11時ごろ、JR富良野駅へ。 お昼までの貸し切り料金、13500円ナリ。 巡った場所の数と時間を考え、高いか安いか。どうでしょうね(^^;) タクシーの運転手さんにお礼を言って別れ、昼まで少し時間もあるので 駅前を散策してみる事にした。 そこで、喫茶店を見つけ、ちょうどお腹もすいていた事だし、何か お腹に入れて行くことにした。 ■ パーラータケダ ■ 中に入ってびっくりしたのが、「北の国から」のスケッチが、壁一面に びっしりと張り付けられていたことだ。 あとでよくよく調べてみた所、ここは、「北の国から」のスタッフの 打ち合わせや、役者のスタンバイに使われていたそうだ。 壁にあったイラストは、セットの俯敢図で、それらがびっしりと 貼られていた。 描いた人は、美術担当の梅田さんという方らしい。 富良野の最後に偶然入ったお店がこういう所というもの、何だか面白い ですね〜(^^) パーラータケダで、アイスオーレとトーストを食べ、11時45分発旭川 行きの普通に乗り込む。 旭川駅には、1時過ぎあたりに着く。 予定では、すぐに旭川空港へ直行だったのだか、時間的にかなり余裕が できてしまった。 とりあえず、旭川をうろついてみる事にしたが、たいした収穫もない まま、時間が過ぎてしまう。 観光ブックを見て、どうせなら変わった所に行ってやろう、と画策。 1時45分、駅前のタクシーをつかまえ、サンタプレゼントパーク、 という、冬期にスキーでにぎわう所へと向かってもらう事にした。 ■ サンタプレゼントパーク ■ ここは、冬にスキー場として賑わう所だ。 そう、本当は冬に訪れる所で、夏に来てどうなるってもんでもない。 っていうか、来る奴はかなりの変人だろう(笑 ……はい、私はスゴク変なヒトです( T▽T) さて(笑) ここは、クリスマスとサンタをテーマにしたアミューズメント施設。 冬場は賑わうのだが、さすがにこの時期はカンコドリが鳴いております。 野郎一人で来たのは、旭川といえば美術館、というお決まりから 外れたかったというのがあるのかもしれない。 しかし、今回は選択を誤ったかもしれない( ̄▽ ̄;) レンガ調の門をくぐり、中に入ってみる。 何しに来たんだこいつ、という目をされながら(笑)、きょろきょろと 中を見てみると、自販機の並んだスペースの先に、様々なサンタと クリスマスのイメージを象った、イルミネーションの奇麗な空間が あった。 ちょっと暗い中に、イルミネーションがなかなかに奇麗だ。 ……だーーーーーれもお客がイマセンガ( T▽T) 冬場はスキーヤーで賑わうのだろうな、と思いながら、ふと外に、展望塔 が見えた。 どうやら、ミニバスでそこに行けるらしい。 頼むと、ミニバスが来てくれた。凄く遅いスピードで、ゆっくりと塔の ある山まで登っていく。 冬の雪のある時も、これくらいのスピードでいくのだろう。 ……しかし貸し切りだよ( T▽T)(笑) サンタプレゼントパークの展望塔は、小さいながらも山の上にあるからか、 とても良い眺めだった。 旭川の町が一望でき、小さいながら喫茶店もある。 もし冬に訪れる機会があれば、一度行ってもいいかもしれない。 塔から、旭川の町を見渡した後、時計を見ると、もう空港へと行かなければ いけない時間だ。 外で待っていてくれたタクシーにいそいそと乗り込み、旭川空港へと 行ってもらう。 旭川空港へは30分ほどで到着。 ここでも、米同時多発テロの影響で、かなりチェックが厳しくなっていた。 手荷物チェックの長蛇の列に並び、なんとか搭乗手続きをすませる。 その後、食事をロクにとっていない事に気付く。 空港のレストランを覗いていると、旭川ラーメンのお店があったので 入ってみた。 旭風ら〜めん、というそのお店では、ラーメンの入れ物が、かなり 変わっていた。 壷に入った形で、でてきたのだ(^^;) 壷から立ち上る、美味しそうな味噌のかおり。まぜてみると、大きな チャーシューの固まりがどーん! ……おいしゅうございました(^-^) 食事の後は、何の問題もなく、飛行機へ乗り込み、一路四国へと飛び立つ。 今回の旅行も、とても楽しかったなぁ。 また来るよ北海道〜〜またね〜〜( T▽T)/~ ……と、心に思いながら、眼下に広がる北海道を見ながら、次はどこに、 しようかな、と考える雄なのでした。 |
←富良野・美瑛編6へ | そして帰路・まとめ編2へ→ | ||||
↑旅行日記のトップに戻る |