〜ニセコでみつけた風景〜

◆◆ 北海道旅行日記 函館〜ニセコ編2 ◆◆

ニセコの倶知安駅には、1時40分に到着する。
駅からふと横を見ると、SLが停車している。
 
あれ? SL?

こんな所で
SLを拝めるなんてラッキー
という事で、1枚写真に撮っておく。
このSLは、「山線』と呼ばれる函館本線〜ニセコ間を走るSLだ。
この区間は、日本でも有数の急勾配が続く区間なのだ。
客車の最後部にディーゼル車が連結され、蒸気機関車が、まるで
あえぐようにして坂道を登っている。
頑張れSL〜〜(^^;)

このニセコという所は、スキーで冬場は賑わう所だ。
だが、今は雪もないために、非常に閑散とした印象を受けてしまう。
だが、そんな時期にも、このニセコでは、アウトドアスポーツを
楽しんだり、羊蹄山に登ったり、沼巡りをしたりと、色々とここで
できる事はある。
な訳で、今日も駅には、ホテルの送迎バスが止まっていたりするのである。

私を待っているのは、「ニセコプリンスホテル ひらふ亭」のバスだ。

私がその人を探していた所、駅の入り口できょろきょろとしている人がいる。
後から近づいて話しかけると、驚きながらも私をバスへと案内してくれた。

しかし、このニセコという所も、かなり田舎である事がバスからの風景
でも分かる。
というか、民家がとてつもなく少ないのだ。
ニセコエリアは羊蹄山とニセコ連山を含む北海道南西部にあり、スキーリゾート
や温泉地として古くから有名だ。山岳をはじめ高層湿原や高山植物、点在する湖沼。
こういった多くの自然があり、その他にも山麓の広大な畑風景など、自然に大変
恵まれた所だ。
しかし、もしかしたら雪の多さも関係していると思うのだが、ここは冬場
は、雪景色以外何も見えなくなってしまうのではないか、と思わせた。

と、そんなどうでもいい事を考えているうちに、ホテルへと到着した。

ここに到着する前に、旅行代理店を通して、ひらふ亭にレンタルサイクル
を頼んである。
……いちおう、今日は、レンタルサイクルで、ニセコの道をだらだらと
走ろうと思っている。
っていうか、それ以外何もやりようがなかったりして(A ̄▽ ̄;)

さて、カウンターにて荷物を預け、自転車の事を聞く。
すると、すぐに電話をしてくれて、レンタルサイクルの人がきてくれた。
マウンテンバイクを置いてくれた方に礼を言い、身軽になったその身で
いざ、ニセコ巡りにしゅっぱーーつ……といっても、なんにもない、けど(汗

きこきこきこきこきこきこきこきこ………………

ああ……なんてへいわな( ̄▽ ̄)(笑

ニセコは、夏場は、アウトドアスポーツで賑わう場所でもある。
様々な
スポーツを楽しめる施設もいくつかあり、団体できた場合は、
こういった所に行くのがセオリーだろう。
私の場合は一人であるため、ゆっくりとニセコを巡る事にする。

きこきこきこきこきこきこきこきこ………………

ああ……なんてへいわな( ̄▽ ̄)(マタカ(笑

さて、まず目指すは、『自然学舎』である。
ひらふ亭は結構高い所にあるため、坂を気持ち良く下る。
ニセコの道は、かなりアップダウンがある。
自転車で行けない事もないが、体力に自信のない方は気をつけて。
帰る時、死にます(笑

途中、羊蹄山を写しながら自転車で進む。途中、美瑛のような風景もあり、
なかなか自然の豊かないい所である。(上の写真)

■ Maison de magique(メゾン・ド・マジック) ■

……途中、自然学舎のすぐ手前あたりで、こぢんまりとたたずむ、一軒の
レストランを見つけた。
ペンションのようだが、どうやら、レストランもやっているようだ。
看板を見てみると、
Maison de magique(メゾン・ド・マジック)
というらしい。
看板がとても見つけにくい所にあるので、行かれる方がいましたら、
気をつけて(^^;)

自転車を停め、中に入ってみる。
スリッパに履き代えて、家庭的な店内へ。
小さいが、とても落ち着いた雰囲気で、デートで訪れるには、とてもいい
所だろう。
実際、カップルがいて、美味しい昼食をとっていた。

ここで食した
メニューは、
自家製ハンバーグステーキ(トマト、チーズのせ)、ライス大(笑)、
コーンクリームスープ、サラダ小、食後のアイスオーレ、
ってとこでございます。

スープは、コーンの甘みが広がって、とても味わいがありました。
ハンバーグのソースになっているトマトも美味しくハンバーグもコクがあって
なかなか美味しい。
ボリューム満点で、おなかいっぱいになりました(^^)。
セットメニューは、男の私でも、かなり腹一杯なので、女性の方は注意し
ましょうね(笑

…このお店、どうやら隠れた名店のようだ。
ここは、平成12年の『北の食材こだわり宿フェア』で、大賞を受賞し、
シェフのご主人が、受賞盾を持って、辰巳琢郎さんと写真に写っていた。
また、それ以外にも、数多くの有名人の方々の写真が張られてあり、ちょっと
びっくり(^^;)

営業時間は、

11:30〜15:00
18:00〜20:00
月曜定休

でございます。
場所は、ニセコ温泉街から、ニセコパノラマラインを南下し、JRニセコ駅の
方角へ自転車で30分程走った所になる。

さて、メゾン・ド・マジックで、『自然学舎』の詳しい場所を聞き、そこから
5分ほど走り、目的の場所へと到着する。

■ 自然学舎 ■

目の前に広がる広い広い平原。その向こうにそびえる羊蹄山。
ををを。
これはまた
なかなか素晴しい眺め!
赤い屋根の木造家屋が並んでおり、それぞれ、新鮮な牛乳を使ったアイス
クリーム屋さんの『
ミルク工房』、『ニセコの森自然工房』、そして、
その正面、駐車場を挟んだ南側に、『
自然学舎』がある。

まずは、ミルク工房へ行き、アイスを頼む。
ミルク工房では、300円で二種類をトッピングする事ができる。
ソフトクリームは250円だ。
私は自販機でモカとミルクのトッピングを頼む。
で、ふと地図を見て気になった事を、そこの店員さんに聞いて見る事にした。

『あのー、東山ラベンダー園って、ありあせんでしたっけ?』
『ああ、あれ、去年閉鎖されたんですよ』

なんですとーーーΣ( ̄□ ̄;)
ああ、これでひとつ、行くべき観光地が減ってしまった。

ラベンダーというと、富良野というイメージがあるが、実は、最初に北海道に
ラベンダー栽培が本格的に導入されたのは、ニセコである。
昭和12年(1937年)に、フランスから種子が送られ、選抜試験が繰り返さ
れて、栽培はスタートする。

まあ、不況の観光業界、こういうこともあるわさ、という事で思い直し、
店を出たすぐの所になるベンチでアイスを嘗めながら寛ぐ。

ふと、東の方を見ると、牛小屋がある。
……
牛小屋?(^-^;)
近寄って見ると、おお、子牛が二匹いるではありませんか。
牛の毛って固いなあ、などと思いながらその頭をなでてると、
ぺろん。
うぉっ! 牛の舌って長っ!Σ( ̄□ ̄ )
牛の生態に驚きながら(笑)、ちょっと思う。
う〜ん、牛小屋って、結構汚いのね、と(爆)
……うんちの片付けとか、こりゃ大変かもしれないなあ(汗)

このニセコ町には観光スポットとしての花畑が何箇所かある。
自家製アイスやヨーグルトが評判のこのミルク工房横には、ヒマワリ、キガラシ、
ソバの花が広がる畑があり人気の撮影場所となっている。
3種類の花は開花時期が重ならないように植えられていて、6月下旬にはキガラシ、
7月中旬にはヒマワリが咲く。羊蹄山の眺めも大変素晴しく、牧場の牛舎も良い
撮影ポイントになっている。

さて、自然学舎自体は、中でコーヒーも出してくれるようになった
みたいですね。
また、中にはニセコ関連の本や写真がどっさり。
……うーん、じっくり見てみたいケド、……時間が(汗)

後ろ髪を引かれる思いをしながら、自然学舎を後にし、次は『有島記念館』
へと向かう事にした。
時間は刻々と過ぎていく。
日が暮れるまで、そんなに時間はないぞぅ〜〜(A ̄▽ ̄;)

という訳で、次へと続きます〜〜


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