◆◆ 北海道旅行日記 小樽〜札幌編1 ◆◆ おはやうこざいます( ̄▽ ̄) 時刻は早朝6時10分。 普段は絶対に起きないような時間に、一生懸命起きます。 眠い目を擦りながらテレビをつけ、天気を確認。 うむ、今日も雨にあわずに済みそうだ。 しかし……知らん番組ばっかりだ(汗) 起き上がり、身支度を整えて、7時に食堂へ朝食をとりに行く。 とろろごはんがウマイ〜〜〜。たまごごはんもおいし〜〜〜。 朝ご飯がこんなに美味しいのは久しぶりです。 でも、7時30分には、車が出る。それまでにはホテルを出なければ。 15分ほどで朝食を済ませ、7時30分に、ホテルが用意してくれた 車で、倶知安駅まで送ってもらう。 10分ほどで到着し、8時02分の急行で北上し、小樽へと入る。 ああ、おたるヽ( ´▽`)ノ……もう何度目だろうか。 ここも、だいぶ歩きなれて来た感覚がある。 小樽駅のコインロッカーに、重い荷物を預けていく。 じゃないと、坂はキツいですから(^^;) 小樽とは、アイヌ後の『オタルナイ(砂浜の中の川)』からきて いると言われる。 慶長年間(1596〜1615)までは、松前藩の知行地として開かれ、 明治、大正時代はニシン漁で隆盛を極めたこの地は、1880年に 日本で三番目の鉄道が開通し、それによって港町として開けると、 明治32年に国際貿易港に指定され、大手銀行や商社が進出。 『北海道のウォール街』とまで言われた。 重厚な石造りの建築物、倉庫群や昔のよき港町の風情を残す小樽 は、いつの時代も、人気の観光地だ。 ■ 三角市場〜船見坂 ■ 小樽駅を出て左へと進むと見えてくるのが三角市場。 その名の通り、三角形に区切られた狭い路地に、海産物売り場が 集まっている。 ここは、その狭さから観光客を呼び込みやすく、かけ声に圧倒 される。 逃げ場所(笑)もないため、買い物目的でないなら、外の看板を 撮影するに止めて退散しましょう(ぉ この三角市場を通り抜けるとすぐ見えてくるのが船見坂だ。 小樽は、坂の町とも言われるほど、坂が多い。 港のすぐそばに山があるためだが、地獄坂と共に、船見坂は有名だ。 小樽を素材にしたドラマや絵画などでは、度々登場している場所で、 登り切ると、小樽を一望できる風景が待っている。 時間が許すなら、地獄坂から、旭展望台へと行ってみるのもいいだろう。 傾斜10度と結構キツいので、できればタクシーで行く事をお勧め します(^^;) さて、この坂に関してだが、小樽の方言で面白い事を知った。 小樽では、坂があるのがあたりまえなので、普通に「上がる」「下がる」 が使われているらしい。 つまり、わざわざ『坂を〜』と前置きしないで、「あそこの左に上がって」 とか、「そこをまっすぐ下って」とか言うらしい(^^ ) さて、今日は、昼には札幌入りしないといけない。 あまり時間もなく、坂を登るのは断念し、小樽運河方面へと足を向けた。 小樽散策には、自転車はかかせない。 途中、エンゼルに寄って、ロシアンティーを注文。 ふう、一服一服〜(笑) エンゼルのロシアンティーって、何だか熱くないですか?(笑) ……さて、あまりゆっくりしていられないのです(^-^;) 10分ほどで切り上げてエンゼルを出る。 目指すは『ちゃりんこおたる』。 だが、ちゃりんこおたるの場所が、また変わっているようだ。 ちょうど、ちゃりんこおたるのチラシを配っている人に出合い、場所 を聞く。 小樽は、駅前から運河まで、道路の拡張工事を行っており、その影響 で、『ちゃりんこおたる』は場所を変わらざるを得なかったらしい。 北海道経済新聞社の建物の前も、なかなかに不便な感じだ。 ■ ちゃりんこおたる ■ 狭い路地を入ったすぐの所に、のぼりと一緒に自転車を置いてある 場所を見つけた。 『ちゃりんこおたる』だ。 狭い店中に入って、『北へ。』関連のステッカーやらシールやらが やたら目立つのに驚いた。 「ここに貼ってあるものは何なんですか?」 何気なく聞いてみると、ちゃりんこおたるに自転車を借りに来た 人が、ここへ来た思い出として何かを貼っていくという事が結構 あるらしい。 誰ですか、琴梨ちゃんを虫ピンで刺したのは(笑) 『北へ。』で北海道に興味を持った方々の多さをちゃりんこおたるで 確認する形になった。 誰かに出合うかもしれないかな、などと思いながら、まずは 小樽運河工藝館へと向かう事にする。 ■ 小樽運河工藝館 ■ ここも、何度目かなあ(笑) おさらい、という訳ではないが、ターニャ、としか知らない方のために、 今一度、工藝館を説明。 この小樽運河工藝館は、『都市景観賞第一号』に選ばれた小樽自信の建物だ。 屋根に二つのドームがあるのが特徴で、専属のガラス作家や、道内工房の 作品を集めて作られた、アトリエ兼ガラスショップがある。 館内の工房はガラスごしに見学でき、喫茶店や、展望台もあるのも特徴のひとつ。 夜にライトアップされたその全景は、なかなかの異彩をはなつ。 押し花を使ったガラスのオルゴールや、吹きガラス、ガラスの絵付けなどの 一般参加できる体験プログラムも用意されている。 軽く店内を見回って、屋上へ登る事にする。 うん、今日もいい天気。 運河工藝館ノートをぱらぱらとめくっていると、をを、た〜ちゃんさん の書き込みを発見(笑)。 私も負けずに書き込む。 『いろいろな人が来ているなあ……』 ノートをめくりながら、しみじみとそう思う。 カップルや常連さん。小樽によく来る夫婦、そして、「北へ。」人間(笑) こういうノートがあると、来た人の人生や面影が浮かんでくるようで、 良い感じだ。 屋上には、ベランダに出られる場所があり、天気もいいので、ドームから 外へ出てみる事にした。 電線がじゃまな気もしたが、それでも海が奇麗で、写真を撮る。(↑写真) 屋上での展望を堪能した後、工房見学へ。 今回は、やっと工房見学もできる。 今までは窯代えなどで、全く見られなかったので、楽しみだ。 工房内は、千度を超える窯の温度のために、結構熱い。 また熱と光が強烈なため、私がガラス工芸をやっていた時には、 先生に必ず専用サングラスを付けろと言われたものだが、この運河工藝館 では、サングラスは付けていないようだ。 ……目に光の焼き付けが起こると思うんですが、どうなんだろう(汗) 作業をする人達を見て、昔の自分を思い出しながら、写真に数枚撮る。 その後、工藝館内にある喫茶店、『オールドポート』へ。 をを、ゲームで見覚えのある絵画が、店内に飾られているぞ!(笑) ここで、アイスコーヒーを飲みながら、店内を観察。 コーヒーのいい香りと、落ち着いた雰囲気が、なかなかいい。 ちょっと狭いのが難点だが、それでも、休憩にはもってこいのお店 かもしれない。 でも、お手洗いって、どこにあるんだろう(^^;) 休憩の後、小樽運河へと向かう。 いい天気である事もあって、なかなかに観光客が多い。 小樽を散策しながら、いつものように垣根をよじ登って工藝館を写真 におさめる。(コラ ) ……このアングル、結構撮ったなあ(^-^;) この運河には、いつも画家さんや、バイオリン弾きがいますね。 ……こういうのも、観光地に花を添えているなあ。 しかし……今日は団体客のご一行様、滅茶苦茶多いぞ!(笑) ベネツィア美術館の近くを通った時に写真を写そうと思ったのだが、 団体さんのバスがガンガンと通る通る(汗) ちょっと長い間待って、なんとか美術館を写真に収める。 運河沿いの大通りをきこきこと自転車をこぎながら、メルヘン交差点 へとたどり着く。 ■ メルヘン交差点〜小樽オルゴール堂〜ルタオ ■ メルヘン交差点は、旧共成株式会社のオルゴール堂や、洋菓子店の ルタオの外観によって、なかなかいい雰囲気を出している、小樽の 観光スポットのひとつだ。 小樽オルゴール堂、旧共成株式会社は、明治45年(1912)に、木造 レンガ造り二階建てで建造されたもので、この事務所の後ろ側は、 精米所として利用されていた。 これを再利用する形で、ほぼ原形をとどめたまま、オルゴール堂と して使われている。 19世紀後半のアンティークオルゴールがメインの品で、約三千種、 一万点のオルゴールを販売している。 また、様々な『石』を扱ったコーナーもある。 このオルゴール堂の玄関前には、高さ5.5m、重さ1.5tの蒸気時計が あり、世界最大の蒸気時計として知られている。 世界初の蒸気時計の製作者で、カナダ・バンクーバーの時計職人、 レイモンド・サンダース氏が製作したこの蒸気時計は、15分おきに 5つの汽笛からメロディーを奏で、時を知らせている。 さて、道路を挟んで正面にある大きな建物が洋菓子店、『ルタオ』だ。 ……ルタオ? いやその、やっぱり考えたくなくても考えてしまうんですが、 もしかして、「オタル」をひっくり返して読んだだけ? ……マジすか?(^-^;;) まあ、それはおいといて、このルタオは、灯台をモチーフにした大きな 塔のような建物がとても印象的で、また、煉瓦造り風で、辺りの景色 によく合わせているため、小樽の観光地のひとつとして、よく溶け込んで いると思う。 ランドマークとして、歴史的建造物と調和をうまく果たしている。 また、この店は、一階が洋菓子店で、二階は展望喫茶となっている。 最上階は、無料の展望室なので、ここから休憩がてら小樽を一望する のも、なかなかお洒落だろう。 ルタオでお土産を選び、そして送ってもらう。 よし、これでオッケー。 次に行くのは、「しばれ館」だ。 どんな所かな〜( ̄▽ ̄) |
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