〜北一硝子クリスタル館〜

◆◆ 北海道旅行日記 小樽〜札幌編2 ◆◆

しかし何ですね。
小樽という所は、街自体が大変質のいい所だ。
街をどういうイメージで見せていくかしっかりとしていて、
古い建物を生かすように、新しい建物が建っている。

また、走っている観光バスもまたお洒落。
市内を巡回している真っ赤なバス「ろまん号」がそう。
先代は「ロマン号」という。このカタカナの方は、旧式のボンネットバスだ。
今では、引退して、「ろまん号」が後を継いでいる。
ロマン号自体は、アメリカ製の特注の新車のようで、なかなか小樽にマッチ
していた。
引き継いだろまん号も、レトロな雰囲気で、こういったバスを、『トロリー型』
というらしい。
この観光バスは、駅前から市内を巡回して駅に戻りるルートをとる。
市内中心部から運河を渡り、交通記念館、旧日本郵船、田中酒造、運河沿い
を走ってホテノルド小樽、色内本通り、堺町を通って北一硝子、オルゴール堂、
道道臨港線を経て日本銀行、そして駅へと戻ってくる。
これで一般観光ルートはほぼ網羅しているので、お勧めかもしれない。
大人190円、小人100円というのもなかなかお得。
同じルートを走る「マリン号」というのもあるが、こちらは普通のワンマンバス。
バスで市内を巡るなら一日乗車券があるので、小樽駅で買っておくといい。

……しかし思ったが、小樽運河の水。
かなり汚いような気がする。もう少し浄化に力をいれてもいいのではないか
と感じた。海が近く、在る程度は仕方がないのかもしれないけれど……
最近では、納豆のネバネバ成分が、川などのヘドロや堆積物を吸着して
水に沈んで、川などを奇麗にする効果がある事が分かったらしい。
これを、是非、小樽運河でも扱って欲しいものです。
いや、本当に。お願いしますよ、市役所さん(^-^;)

■ 流氷凍(しば)れ館 ■

さて、次に行く場所は、『
流氷凍(しば)れ館』だ。
これは、メルヘン交差点・堺町郵便局の奥にオープンした施設だ。
館内は真夏でも氷点下20度。氷点下41度の体験室もある。
高校生以上600円、中学生以下400円で中に入る事ができる。
さっそく入ろうとした時、まずは防寒コートを手渡された。
さすがにそのままでは危なくて入れないらしい。
またカメラは、急激な温度変化で露結して壊れる事もあるらしいので、
置いていくか聞かれたが、とりあえず持っていく事にした(^^;)

さて、中は。

さささささささささ寒いぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!!

( ̄□ ̄lll)(カチーン)

……いや、凍ってる場合ではなく。
いかん。洒落にならん。頭がイタクなってきた(汗)
とにかく、濡れタオルを振ったら凍る温度です。普通にしていられるワケ
がありません。
しかも私は四国のあったかい所に生息しています。
寒いと体が縮こまるのを、すっかり忘れていました(笑)
ですが、その寒さを忘れるほどのシュールな置物の群れ、群れ、群れ。
いきなり現われる巨大スクリーンに驚く。
巨大スクリーンに写し出される流氷はまだいいとしよう。
氷の壁に埋め込まれた缶(何故に缶?)。そして花。広間にある滑り台。
なぜか一匹だけ鎮座しているアザラシの剥製。水槽とクリオネ。
……
う〜〜〜ん(^^;)
まあ、氷に閉じ込められたマンモスの化石があるという話だったんですが、
……あったか?、そんなの。

一番驚いたのが、小さな部屋。
そこには、何故にか
ツインベッドが。枕元で光る赤い電灯。
……私に
寝ろ……と?( ̄▽ ̄;)

メルヘン交差点より、堺町郵便局を南にすぐ。
会館時間:9:00〜17:30
年中無休。
電話:0134-25-8888
一人700円


なかなか変わった所だったが、10分も中にいられず、外へ出る。

おや?

どうも、この『流氷凍れ館』は、隣の建物と繋がっているらしく、
お土産屋さんががある隣のクリオネ館に出て来た。
この建物は、小樽回転すし&コーヒーショップ銀の鐘2、その隣の
流氷の天使クリオネ館と共に、『銀の鐘◯号館』と呼ばれているらしい。

なんだか頭が痛いが、まあ、いきなりの温度低下で、体がおかしくなった
のかもしれない。
……寒い所が苦手な方は、ちょっと気をつけましょーね(爆)

寒さにあてられてちょっと疲れたので、メルヘン交差点でちょっと休憩。
そこに、何故か
馬車が(^^;)
人力車があるというのは聞いていたが、まさか馬車まであるとは以外。
おそらく、これで小樽のスポットを巡ってくれるのでしょう。
風情があって、いいかもしれませんね。

さて、メルヘン交差点から、オルゴール堂二号館を左に見ながら堺町通り
に入り、北一硝子方面へ向かう。
ここは、とても車や観光客が多く、写真を撮るのも一苦労。
北一クリスタル館を写真に写し、北一硝子三号館へ。

■ 北一硝子三号館 ■

小樽ガラスといえばここ、と言われるくらいに有名な所だ。
「ガラスの街、小樽」のイメージを全国に広めただけはあり、中では様々
なガラス製品が売られている。
明治時代、石油ランプと漁業用の浮き玉造りから始まったそのガラス
製作の技術は今も受け継がれている。
中は明治20年代建造の石造り倉庫を改装したためか、ちと暗く、明るい
雰囲気とは言えない所はあるのだが、この三号館の中にある「北一ホール」
では、4000点のガラス工芸品が展示され、167個の石油ランプの灯りが
灯る、幻想的なティータイムを楽しむ事ができる。
また、ランプホールでは、世界五カ国から集めたランプやガラス工芸品が
展示されている。
かつては岸壁まで伸びていたというトロッコレールが、そのままの形で
残されており、鉄製の防火扉も、当時の姿を残しているので、これも
見逃さないように。
ちなみに中に使われている石は、なかなかの大きさがある。

小樽市堺町7-26
会館時間:9:00〜18:00
年中無休。
電話:0134-33-1993


少々ぶらぶらしながら堺町通りを自転車で進んでいると、道からガラス
製作を見学でき、また体験もできる所をみつけた。

■ K's Blowing堺町工房 ■

ここでは、
吹きガラスの体験ができる
ちゃんとスタッフが一人につき二人は付いてくれるので、全く吹きガラス
をしていない人でも安心だ。
料金は1800円と少々高めではあるが、グラスやジョッキを最後まで製作
できる。
もちろん、でき上がった作品は、徐々に冷却し、冷まさないといけないので
作品の発送は、翌日以降になりますよ。
また、販売店も、併設してあるので、覗いて見るのもいいかもしれない。

小樽市堺町2-17
会館時間:9:00〜17:30
年中無休。
電話:0134-25-8888

しかし、この堺町通りは、本当に人が、車が多い。
写真も、人や車が通りすぎるのを待ってたら、なかなか撮れません(^^;)

でも、頑張って色々と写真に収めていく。

小樽は、平成6年に特別景観形成地区に指定された。
それに伴い、昔ながらのモダンな建築物があるがその中にあるものを少し
ずつ写真に収めていく。


★旧百十三銀行小樽支店(現 北海道林屋製茶株式会社) 建築年 明治26年
★旧三井銀行(現・さくら銀行小樽支店 )
★旧百十三銀行小樽支店 建築年 明治41年
★旧北海道拓殖銀行小樽支店

とりあえず、メルヘン交差点より、西へ駅方向へ向かう途中に写真に
収めた建物だ。
道をはずれると、日本銀行小樽本店もあるのだが、今回は進路の都合で
割愛しよう。

……と思ってたんですが、どうやら道を間違えたところで旧日本銀行の前に来てしまった
みたいでございます(ぉぃ
って事で、
旧日本銀行小樽本店でございます(A^-^;)/

ふと思ったのだが、「北へ。」というゲームでは、小樽という街を、
しっかり詳しく紹介しているとは言い難い。
前述したが、小樽は特別景観形成地区に指定されている。
つまり、小樽に残る、こういった古い建物や、それらを取り巻く街の
風景というものも、小樽の重要な観光スポットなのだ。
ウォール街であった当時を思い起こさせる数々の銀行、商社跡。
これらのかもしだす雰囲気も、もう少し紹介して欲しかったように思う。
小樽国際病院とか出すよりも、よほど小樽を魅力的に紹介できただろう。

……できれば次回作では、一人である時に、こういった場所をしっかりと
巡れるようにしてほしいものだ。
女の子と二人でデート、という事になれば、やはり行く場所というのは
限られてしまう。デートだから遠慮する場所というのもあるのだ。
一人で観光地を訪れた時に『誰もいないみたいだな』と言わせるのでは
なく、主人公には、『こんな所もあったのか』という発見をさせて欲しい。
『一人である事のメリット』を生かして欲しいのだ。
そういった新しい発見も、観光をする醍醐味なのだから。

と、ちょっと話が旅行とずれてしまったケド、一息いれて、ページを分ける
事にします( ̄▽ ̄)ノ。


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