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■ 摩周湖〜屈斜路湖〜阿寒湖〜釧路2 ■ 阿寒バス停留所には、まだバスは来ていない。 とりあえず切符売り場にいき、阿寒湖までの切符を買う事にした。 3210円を払い、荷物を待合室に置き、そとでひとつ背伸びをする。 と、バス停留所前のバス駐車場の向こうに、なにやら建物が見える。 ……あの像は……お相撲さんですか?Σ( ̄- ̄ ) ■ 川湯相撲記念館 ■ 巨人、大鵬、玉子焼。そんな風に言われた時代があった。 この記念館は、その大鵬を記念して作られたのがこの川湯相撲記念館だ。 川湯は、サハリン生まれの大鵬幸喜が少年時代を過ごした場所で、彼が 少年だったころから引退するまでの資料が様々展示されている。 写真、太刀、化粧回しも展示され、柏戸との激戦の記録が実況放送と共に 流されている。 力士名いりの湯のみなども買えるらしい。 ちなみに大鵬は、第48代横綱で、優勝回数は32回。 昭和35年(1960)に入幕し、6連覇2回、全勝優勝8回、45連勝という、 まさに大横綱の名にふさわしい凄い成績を残している。 平成の大横綱と言われた貴乃花でも、この成績には遠く及ばない。 昭和46年(1971)の5月場所で引退するが、その最後の対戦で屈した 相手は、2003年に引退した横綱貴乃花の父、貴乃花(現二子山親方)だ。 川湯温泉には、今でも大鵬の実家が残されている。 場所……弟子屈町川湯温泉 会館……9:00〜17:00 料金……大人310円 子供150円 無休 バスが到着するまで10分もなかったので、さすがに中に入るのはやめておいた。 砂湯にいたときには寒かった気温が、すこしずつ上がってきて、なかなか 過ごしやすくなってきた。 まだ風は肌寒いものの、今日もいい旅行ができそうだ。 と、時間は9:15。 阿寒パノラマコースのバスがやってきた。 男性の運転手さんがバスガイドを兼ね、これから硫黄山に向かうとアナウンス。 忘れ物はないかチェックし乗車、バスは一路硫黄山へと向かった。 ■ 再びアトサヌプリ ■ バスはすぐにアトサヌプリに到着。 相変わらず、硫黄山はシュウシュウと白い煙りを吹き上げている。 駐車場のすぐ横にはレストハウスが建っている。 ここでは名物のいもだんごを¥200、ペースト状のかぼちゃを丸めてホットケーキ の衣で包んだ「どらかぼちゃ」がこれも¥200でございます。 なかなかウマイらしいので、ソフトクリームと一緒にいかがでしょうか? あいてるかな売店、と、足を進めていると、どこからか、大きな声が聞こえてきた 「たまご〜い、たまご♪」 ?( ̄▽ ̄;) 「おいしいおいしい、たまごだよ〜ん♪ヽ(´ー`)ノ」 歌っておりますが( ̄▽ ̄;) ふと硫黄山の方へ目を向けると、硫黄山のふもとで、おじさん二人が 拡声器を片手に、大きな声で卵を売っているのが見えた。 ほほう、ここでも卵を売ってるのか……と、いう事はもしかして。 硫黄山に近づいてみると、蒸気の噴出するその場所に、カゴに入れられた たくさんの卵が蒸されていた。 ほほう、火山の蒸気でゆで卵を作ってるとは。 蒸気を間近でみられる事もあって、たくさんの観光客が、おそるおそる 覗き込んでいた。 そんな人達から写真を頼まれ撮りながら、ふと思う。 そういえば、ホテルでの朝食、食べてないんだった(ーー;) これは話の種に、ひとつゆで卵を買って食べてみよう。 「おじさん、ひとつちょうだい」 「ここでは二つ以上じゃないと、売ってないよ〜」 「じゃあ、ふたつ〜( ̄▽ ̄ )」 「ほい、200円ね」 ここでは5個入りもあったんですが、さすがに5個は食えません(笑) 近くに置かれた、プラスチック製の箱をひっくりかえした椅子に座って、 ぱりぱりと殻やぶり。 殻は茶色だが、中味は真っ白の白身が殻をやぶると現われた。 備え付けの塩を降って食べてみると、おお、ウマイ!(笑) 朝食べてない事もあり、ぱくぱくとあっという間に二つを平らげてしまった。 ゆで卵を食べながら硫黄山を見てみる。 「すごいはげ山だなぁ……」 この山の近辺には、高山植物がなぜか花を咲かせていたりする。 それは、それだけこの山一帯が厳しい環境だということだろう。 ……と、ぼ〜っとしている内に、出発時間が迫っている。 急いで観光バスまで戻り、9:40に硫黄山を出発。摩周湖へと向かいます。 摩周湖に至るまでの間、少し車内放送を聞いて入ると、昔は硫黄山も頂上 付近まで登山ができたらしい。 しかし、落石で人命が失われたことがきっかけになり禁止区域が設けられ、 自主規制も行われるようになったそうだ。 確かに、あの岩向きだしで今にも崩れそうな硫黄山を見ていると、怖くて 登る気も起きない。 摩周湖に至るまでの道路付近の木々は、もう紅葉が始まっているものが あった。 2002年8月近辺、北海道は、道民も驚くほど寒かったようで、その 影響で、紅葉がはじまったのかもしれない。 道路から見える紅葉を見ながら、10:00ちょうどに摩周第一展望台に 到着〜。 ■ 再び摩周第一展望台 ■ バスが駐車場に停車し、降りてみると……うわー、こりゃ凄い人だな。 観光バスやツアーって、これくらいの時間から多くなるのか。 早朝に訪れた時とは大違いで、多くの観光客でごった返す展望台に、 ここがやはり有名な観光地である事を、思い知らされた気がした。 『ここでは10:25までに帰ってきてくださいね。30分に出発致します』 バスの運転手さんの声を聞きながら、第一展望台へと向かう。 うおおお、すごっ 真っ青!!!! 空が晴天だったこともあり、摩周湖は凄い青さだった。 「これが摩周湖なのかぁ(;’□’)」 摩周湖がなぜ日本でも有数の観光地なのか、分かったような気がした。 それほどに、摩周湖の青さは美しかったのだ。 これで婚期遅れケテーイヽ(´ー`)ノ(イヤソウデハナク) これはちとネットを徘徊していた時に見つけた記事なのだが、どうやら この摩周湖を世界遺産に登録したいと活動している方々がいるらしい。 北海道には意外にも世界遺産登録された地域が一切ない。 世界的な条約としては、釧路湿原がラムサール条約によって保護されて いるのが有名だが、それだけだ。 しかし、富士山がゴミ山と化している事を指摘されて世界遺産登録を 見送られたのと同じように、摩周湖は湖以外は完全に観光地化され、ゴミ もかなり多い。 透明度も年々失われている。 また世界遺産に登録するためにはそれなりの自然の領域が必要で、摩周湖 単体ではなかなか世界遺産登録は難しいだろう。 しかし、摩周湖の透明度は世界屈指であり、湖に近づく事が事実上 不可能なことから、自然が昔から保たれている場所だ。 また、エゾ●●といった、動植物の亜種もかなりの数があるようだ。 世界遺産登録運動をしているのは、大雪山、知床国立公園、そして釧路湿原 だが、それらと一括して、北海道国立自然公園に含まれるという形で 世界遺産申請を行う運動をした方が、より有益かもしれない。 アイヌの民族伝説はユネスコの好みのようにも思えるし(笑)もっと内地の 人間にアイヌや開拓民、歴史や伝説、神話を知ってもらうためにも、 北海道の自然保護、遺産登録運動は活発に行われるべきかもしれない。 ……まあ、そんな事を考えながら辺りを見渡すと、観光客の数がとても多い。 売店が開いており、中では食堂、お土産屋さん、食べ物屋さんなどが 軒を並べていた。中には、沢山の木彫りの人形を置いてある所もある。 そこには大勢の観光客がおり、彼等にもみくちゃにされながら、少なく なっていたフィルムを入れ替えて売店から奥へ進んでみる。 ふと視線をそらすと、ソフトクリームをここでも売っていた。 ここでも売ってるのか(笑) 北海道の観光地で、ソフトクリームのない所を探す方が難しいかも しれない(^^;) メニューを見てみると、『摩周ブルー』という、オリジナルのソフト があるのに気がついた。 これは買わねば(笑) 摩周ブルーは、その名の通り水色のソフトクリームで、ミントがほのか に香る、なかなかさっぱりして美味しいソフトでしたよ(^^) ソフトを食べて売店の奥の展望スペースに行ってみると、観光客の方が なにやら騒いでいる。 何だろう? ちょっと行ってみよう。 お! シマリスではないですか! 何を騒いで入るのかと思ったら、リスが三匹、ちょこちょこと動き回り、 与えられたヒマワリの種を一生懸命かじっていた。 か……可愛い! 可愛すぎる!(笑) 観光客の人が写真を撮っている中、私も頑張ってポジションを確保(笑) 小さな青い鳥がどさくさに紛れて種を啄みにきてたりと、摩周湖の 展望台は、一部大盛況になっていた。 このリスは、観光リスのようですね( ’-’) まあ、可愛いから野性じゃなくても全然オッケーです(笑) 何枚か写真に撮っていたが、時間はもう集合時間に近づいている。 名残惜しい気もしたが、そろそろ行かないと。 そして10:20ごろにバスへ。 10:25に、摩周第一展望台を出発。 これから少々長い時間バスに乗るため、途中40分くらいに摩周駅に立ちより、 トイレと飲料水を買って、5分の休憩を挟んで45分に再び出発。 さあ、次は阿寒湖だ。 阿寒湖へはやはりかなりの距離があり、摩周駅から20km〜30kmくらいある。 途中、疲れからかすっかり熟睡してしまう( ̄□ ̄)Zzzzzzzz...... と、ふいに入ったアナウンスに目を覚ます。 ん?ペンなんとかとか言っているな……あ。 ふと窓から外を見ると、緑に囲まれたペンケトー・パンケトーが見えた。 ■ ペンケトー・パンケトー ■ 阿寒国立公園内にある二つの湖。 ペンケトーは上の湖、パンケトーは、下の湖、という意味があるのだそうだ。 周囲は森に囲まれ、人が気軽に近づける観光地ではない。 林道入り口からは11km(マジデスカ)も歩かなければならないので、近くで 見るためにはかなり骨が折れる。 この二つは、阿寒横断道路(国道241号線)の双岳台より見ることができる。 双岳台から見たペンケトーは北海道の形に見える、と言う事も有名。 しかし、そこからだとパンケトーはわずかしか見えないのが残念。 ああああ! 写真写真!! あ…………撮り損ねた……(つ▽T)(ウソー) むう、まあ仕方がないな(ーー;) ひとつ大きく伸びをして、荷物をまとめる。 もうすぐ、阿寒湖だ。 ・ ・ ・ という訳で。 ふ〜〜〜。着いた着いた。 バスに長く乗っていると、やはり体がこっていかんなぁ(^^;) こきこきと背骨を鳴らして柔軟体操した後、ちょっと辺りを見渡してみる。 バスターミナル周辺は静かなもので、車の通りもそう多くはない。 観光シーズンも終わっているからか、人通りも少なかった。 むう、一体どこにレンタルサイクルがあるのかな? ちょっと分からないな……。 道路を渡ったすぐの所に駐在所があるようなので、そこでコインロッカーと レンタルサイクルの場所を聞いてみる。 「ああ、バスターミナルにあるよ。行ってみなさい」 ……ああ、なんだ、バスターミナルにあったのか( ̄▽ ̄ ) ターミナル内のコインロッカーで荷物を預け、受け付けで話して自転車を 借りる。 ……と、そこに釧路湿原の観光バスのコースにいいものがあったので、 そのチラシを一枚もらって自転車にまたがる。 さて、行きますか。阿寒湖観光〜〜( ̄▽ ̄)ノ 自転車をこきこきと阿寒湖周辺の商店街へと向かう。 この時期はオフシーズン、観光客は大変まばらで、どこも静かなものでした。 ちとグチ……(汗 まあ、気を取り直して、日記を続けるとしましょうか( ’▽’)ノ さて、阿寒湖といえば、アイヌ、そしてマリモだ。 アイヌ人は、文字を持たない民族で、そのかわり様々な名前を土地につけてきた。 北海道のほとんどの地名に漢字があてられているが、元々はアイヌが名付けた ものがほとんどで、札幌は『サト・ポロ』(乾いた広い土地)であり、 小樽は『オタル・ナイ』(砂浜にある川)だ。 北海道には、◯◯別、◯◯内、という地名がやたら多いのが特徴だが、これも アイヌ語の『ベツ』、『ナイ』(ともに川の意味)から来ているものだ。 ここ阿寒湖にはアイヌコタンがあり、様々な民芸品を手作りで売っている。 元々アイヌ人は自給自足の生活で、衣食住のすべてを自らの手で手作りで 行っていた。 集落の人口が少ないという事もあり、作業の分業化が内地のようにうまく いかなかった事もあったようで、自分で木を切り削り、家を建てていた。 もちろん、衣服や食器、武器の製作も自作があたりまえで、そういった文化が 受け継がれていることも、工芸品の多さの一つの原因であるといえるだろう。 阿寒湖の可愛らしいマリモについては、毎年10月中旬に「まりも祭り」が、 道東各地から集まったアイヌの人々によって行われている。 昭和25年ごろにマリモの数が激減し、その保護の一環として始まった。 マリモに感謝を捧げるものとして儀式が行われ、マリモを迎える所から 始まり、神様への感謝の儀式、カムイノミ(神事)、神とマリモに捧げる 舞踏と続き、最後に再びマリモを阿寒湖にもどすまで続けられる。 厳粛で神秘的なセレモニーとして知られているお祭りだ。 夜には松明行進や花火大会も催されるそうだ。 とまあ、阿寒湖の基本的事項を説明して、次のページへどうぞ〜(笑) |
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